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僕の感じる……

作者: 弥生 琥珀

僕はひとに恋することがない。愛することもない。そんな感情がない。だからだろうか?ひとは僕を不幸だね、不憫だね、かわいそうな人だね、ってそういうんだ。


なぜ?なぜ、僕のことを何も知らないひとびとに、そのようなことを言われなければならないんだい?一体、僕の何を知っているんだい?


僕はね、ひとに興味が無いんだ。どうでもいいんだよ。だって、ひとに恋しないのは、ひとを愛せないのは、ひとに興味が無いから。どうでもいいから。なのに、かわいそう?ふざけないでもらいたいね。何もかわいそうなところなど、ないじゃないか。



僕はとっても幸せなときを生きている。もちろん、この先誰かに恋することもあるだろう。誰かを愛することもあるだろう。もしかしたら、一生ないかもしれないけれど。でも、不幸じゃない。


僕からしたらそれが普通。ひとの価値観なんてどうでもいい。



壊れてる?おかしい?なんとでも言えばいいさ。僕が壊れてるとしたら、おかしいのだとしたら、それは僕のせいでもあるけれど、ひとのせいでもあるんだ。



僕は自分を恥じないよ。ひとを愛せないこの身を、恥じることなんてしないよ。

自分の気持ちなんて、自分でどうにかできるものではないしね。



ひとを愛してみたいと思ったことはある。でも、結局無理だった。だから待ってるんだ。ひとを愛せるようになる、その時を。


ひとに何を言われたところで、僕は僕。ひとはひと。それぞれ違うんだ。だから、口出ししないでほしいと思うよ。



僕の幸せはこれだけ。ひとの幸せはあれだけ。他のひとが決めることでも、ましてや決めれることでもないんだ。

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