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100万頁のシックザール=ミリオン  作者: 望月 幸
第二章【殺戮遊戯の国】
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第二章まとめ

【主要登場人物】


・シックザール=ミリオン

数々の世界を旅する白本の少年。人間のことはなんとも思っておらず、面白い物語を手に入れることを最優先している。

再上映リヴァイヴの能力を持つ。過去に体験した物語を再現することができる。ただし、再現した物語は無くなってしまう。

リュナとの闘いにおいて、右腕が黒いページに覆われて巨大化、リュナを撃退する。その詳細については不明。


・アルメリア

シックザールを守る“装者”の少女。赤い髪を持ち、シックザールより見た目の年齢は高い。彼の従者ゆえ基本的には彼の意見を尊重するが、時には自分の意見も主張する。表情に乏しい。

左腕には宝石がちりばめられた短剣“エーデルシュタイン”の刺青が彫ってあり、刃はいつも大切に研いである。短剣を折られた際には酷く動揺した。


・シャイニー

白本の一人。ポニーテールの小さな女の子。背が低いことを気にしている。

ビブリアにおいて初めての電子タイプの白本。そのことを誇りに思っており、シックザールに対抗心を燃やしている。


・ネグロ

シャイニーに仕える装者。褐色の肌を持つ大男。装者としての経験も豊富で、アルメリアも尊敬している。

シャイニーに女の子の服装をさせられたりと苦労人の一面もある。




【“殺戮遊戯の国”登場人物】


・笑顔の男

一人になっていたシックザールをトワルコロシアムに招いた男。その目的は、闘技大会で無残に殺される“盛り上げ役”として仕立て上げるため。闘技大会の司会も務める。


・バルダード

闘技大会において、闘技者の世話や連行を行う世話役の一人。本人曰く、美男美女の息子と娘がいるとのこと。その息子と歳が近いシックザールの身の安全を慮っていた。


・オルバ

コロシアムの地下にて、シックザールの隣の部屋に入っていた闘技者。口は悪いが、意外と寂しがりや。なんやかんやとシックザールのことを気にかけていた。

実力は本物のようで、準決勝まで勝ち進んだ。しかし準決勝戦にてリュナに敗北し、命を落とした。


・ゴルゴン

“大斧狂いのゴルゴン”の異名を持つ大男。シックザールの初戦の相手。

男の子に目が無いようで、そこを利用されて敗北した。


・チャッキー

“両鎌のチャッキー”の異名を持つ、細身で小柄の男。第二回戦の相手。シックザールとアルメリアの策に嵌った最初の相手でもある。


・リュナ

トワルコロシアムの絶対王者。既に四連覇を果たしており、トワルコロシアムにおいては優勝以上に、リュナに勝つことが名誉とまで言われている。決勝戦の相手。

“三日月の剣士リュナ”の異名を持ち、豪奢な装飾の施されたサーベルと、相手の剣を折るソードブレイカーを装備している。卓越した剣技と身体能力を持ち、異様なまでのプレッシャーを放つ。

その正体は、アルメリアと同じ装者。世界間の移動ができなくなったことで、闘技者として順応した。白本に対して不満を募らせており、主人の白本を失ったことで自由を満喫している。

決勝戦ではアルメリアと壮絶な闘いを繰り広げるが、彼女の短剣を折ったことで実質的な勝利をつかむ。しかしシックザールの謎の力の前に敗れ去った。


・ジャルダン

リュナが七人目に仕えた白本。白本としては珍しく、ある程度戦う力を持っていた。

五年前の闘技大会に参戦し、決勝戦まで勝ち進んだ。しかし相性が非常に悪く、実力を出すことも無く敗北。それがリュナの暴走の引き金になった。



【用語】


・白本

立派な本になることを目指す、本の卵たち。水や火、刃物等に弱く、身体能力も低い。乱暴にすると腕がすっぽ抜けたりするが、血などは流れず、痛みも小さい。

基本的に、装者とは主人と従者の関係にある。


スピン

白本が装着している、髪の毛のような物。常に毛先が白く燃え続けており、それが燃え尽きるまでは旅が可能。基本的に、世界の移動後の七日間で燃え尽きる。

切断されても、その面から新たに燃え始める。しかし短くなった分は滞在時間が短くなる。


・装者

白本を守る存在。白本と異なり、卓越した身体能力と刺青の能力を持つ。また、白本を修復する力も持ち、手の中から生み出した光る糸で傷を縫い合わせる。


・ビブリア

白本や装者たちの暮らす小さな国。この国一つでその世界が完結しており、他の国は一切存在しない。

東西南北の四つの区画に分かれている。


はこ

白本たちの家。まず函が生まれ、その函の中で白本は生まれる。ただしシックザールのみは例外で、ビブリアの姫の腕の中で生まれた。


混沌カオスの炎

ビブリアの北側に存在する、巨大な白い炎。栞を燃やしているのは、この炎の一部。

白本や装者の死体を薪に燃えており、彼らの知識や経験が混ざり合うことで別の世界への扉を開いている。

白本にとっての最初の試練が、この炎に身を投じることができるかである。通常の炎と違って熱くはないが、本能的に炎を恐れる白本には簡単には受け入れられない。

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