第二十七話 索敵開始
1月28日の改善点:
本文の登場人物の行動に至った経緯をしっかりと付け足して理解しやすいように変えていきました。
他にも一部の表現に手を加えておきました。
拓人は群れを見下ろしながら、眉をひそめた。
拓人:「まず……あの密度じゃ、触れる前に囲まれるな」
奪取のグローブは“触れなければ奪えない”。
しかも回数制限つき。
無策で突っ込めば即終了だ。
(どうする……正面突破は無理。なら――)
拓人:「落とし穴だな」
拓人は素早く地面を掘り、複数の深い穴を作り上げた。
群れの進行方向に並べ、崩れた瞬間に“隙”が生まれるよう計算する。
数分後、先頭のオークが穴に落ちた。
オーク達:『ブモォォォォッ!?』
拓人:「よし、かかった!」
拓人は隠密で接近し、邪魔な魔物を次々と仕留めていく。
拓人:「うるさいっての」
首を刎ね、足を払って倒し、また刎ねる。
だが数が多すぎる。
(このままじゃ親玉に辿り着けない……)
その時、群れの中央で黒い霧が渦巻いた。
(死霊術……!)
キングオークが詠唱を始めていた。
今しかない。
拓人:「切り札、使わせてもらうよ」
拓人はこの状況で切り札になりうる手札を切った
「『瞬間転移』」最近になってガシャの景品として出てきたスキルだ
拓人はスキルを発動した。
『瞬間転移』
視界が揺れ、一瞬でキングオークの背後へ。
拓人:「もらった!」
剣が閃き、首が落ち、スキルの奪取に成功した。
その状況に喜びが一瞬込み上げてきた
だが――
地面が震えた。
倒れた魔物たちの死体が、黒い霧をまとって立ち上がる。
拓人:「……マジかよ。死ぬ直前に全魔力で強化してやがったのか」
レベル10程どの魔物が、一気にレベル30相当へ。
しかも数百体。
(これは……さすがに無理だな)
拓人は即座に撤退を決めた。
拓人:「一度戻って作戦練り直しだ」
タクトは切り札にもなりうる手札を切った
「『瞬間転移』」最近になってガシャの景品として出てきたスキルだ
効果としては自分が目視または知っている場所へなら転移できるといったものだ
そうして一瞬にして親玉オークの後ろに回って首をたたき落としたのだ
しかしこんな単純に終わるはずもなく
どうやら死ぬ直前に死を悟った親玉オークは全魔力を使って今死んだ魔物たちを蘇らせつつ
教科まで施していたのだ
こういうのはたいてい、大本を叩けば解決するとよく聞くが今回はどうも違うらしい
親玉オークが死んでも死体はまだ動いていたからだ
拓人:「これはどうやらさらにめんどくさくなった気がしなくないぞ」
だがそのおかげで無限に復活する兵士ではなくなった点では良かったと言える
拓人:「ただ、流石にこれはちょっとなー」
それでもやはり、この強化は厄介であった
効果としては例えで言えばレベル10ほどの状態からレベル30近くまで強化されているといってもいい状況であったからだ
これは例え、クラスのみんなが成長したとしても勝てるか怪しいところだ
ひとまず帰る必要があるな、作戦を練り直すためにも
そうしてひとまずは街に帰ることにして、急いで街に帰っていく拓人とであった
クラスのみんながこの話を聞いての第一声はというと
「拓人くん、ちょっと話そうか」と静かな笑顔をし委員長に正座をさせられていた
由里香:「どうしてみんなに相談してから行動に移せないの?」
明里:「しかも、解決したはいいけどなんで新たな問題を作ってるの」
どうやら、大人しく帰ってくると思っていたのに勝手に行動を起こして
さらに問題も新たに起こしたことに少々キレているようだった
拓人:「ごめんね、みんなのためになると思ったら勝手に体を動かしちゃって
でも大丈夫だよ、みんなの安全のためにもしっかりと責任をとってあいつらは俺がなんとか処理しにいくから」
恵美:「だからそういうことじゃないって」
舞香:「なんで一人で解決しようとしてるのよ、みんなだっているのに」
拓人:「いや、でもみんなのことが心配だし」
由里香:「はいそこで、自己犠牲は終わり、私たちだって神さまから力をもらってるんだから頼ってよ」
拓人:「、、、はあ、わかったよでどうするのみんなで協力するの
あいつら大体3倍くらいの戦闘力になってるんだけど本当に大丈夫なんだよね」
由里香:「それを考えるのは誰だったのかな?」
拓人:「はあ、仕方ない罰として皆さんでも勝てるように善処させていただきますよ」
明里:「わーい、拓人くん優しい」
拓人:「あまり心にこもっていないありがとうをどうもありがとう」
明里:「あれー、みんなの約束を破って失敗してきたのは誰かなー」
拓人「くそー、ぐうの音もでねー」
優奈:「だから、みんなの言うこと聞けば良かったのに」
一人憐れむ白井と生還していたエメであったのだった




