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第十四話 新たな入居者と新たな創作活動

夕方になったぐらいになり、クラスの女子は全員俺と優奈の拠点に辿りついた

そこでの皆の第一声は

「「「これはやりすぎじゃないかな」」」


「いやいや流石にこの異世界でこれをできるってどんだけ暇だったんだよ」


「えっ優奈が長風呂してる間にしかほぼ作ってないけど」


「それはそれでやりすぎでしょ」

「うんうんそうだよね」

そこまで俺はやったつもりはないんだよな

というかなんなら快適に過ごせるならいいじゃん


「なんか、快適に過ごせればいいんじゃないとか思ってにないよね!」

「べっべ別にそんなこと思っていないよ」

なんで思ってることバレてるのテレパシーとかそっち系のスキルでも持ってるの

「あっちなみに人の心を読むスキルはないからね」

そこまでできたら十分スキルとしてあってもおかしくないだろう


「まあーこれを気に少しは自重してよね」

と幼馴染からの忠告もあって話も一区切りついた


「さて、みんなはお風呂に入る?着替えはその間にそれとなく作ってみるから来たかったらきていいからね」

「えっそんなものまで作れるの、えっじゃあブラとかって作れたりしない?

ちょっと蒸れてて気持ち悪いんだよね」


うーん下着かまあある程度できるだろうけど今の状況だとそこまでいいものは作れないけど

まあひとまず作るか、ただしやるからには全力だーよし

「大丈夫そうだよ、でも作るのに時間もかかるかもしれないから、長風呂でもして時間潰しててよ

多分久しぶりのお風呂で長くなると思うけどまあ倒れない程度でいいからゆっくり入ってきなよ」


「うんありがとう、でも無茶はしなくていいからできればって感じだから」


「あっ後脱いだ服はカゴを用意しておくからそこに入れておいて後で洗濯しておくから」


「じゃあみんな久しぶりのお風呂だと思うけど慌てずに入りましょう。」

「「「「おー」」」」それだけいうと皆一気に風呂に向かって動き出していった


その間、拓人はひとまず何を素材にしようか迷っていた

ひとまず無難そうなのは絹とか羊毛だよな

でもこの短時間で数を作るとしたら

作業が簡単な方がいいからでもなー


よしひとまず作りながら考えるか

じゃあまずは肌触りを気にしてこの材料で作っていくとするか

そうして出した材料は


ホワイトシープの羊毛

品質:B+

概要:警戒心の強いホワイトシープの羊毛。

   色々な用途でいようされており、着心地も良いことで有名


シルバーシルクワームの絹

品質:B+

概要:森の奥底で生息しているシルバーシルクワームの糸からできた絹

   肌感触の良さや魔力付与のしやすさなどで有名でもあり、高価である



ひとまずはどちらも作ってみるか

そうして黙々と作っていってみると意外にも楽しくなってきたのもあって

人数分を作るのに時間が余ってしまった

そのため最近よく使う魔力付与の練習を兼ねて状態異常の耐性なども付与した結果


効果:全状態異常無効、不壊、伸縮自在


と普通の下着にしてはオーバーすぎる品物ができてしまった

流石にこれはやりすぎだと感じ、念のために偽装の付与も行なっておいた


そうして、クラスの女子が続々と上がってきていた

「いやーやっぱ風呂はいいなしばらく入っていなかったのもあってスッキリしたよ」

「そうだよねでも拓人くんは少し自重した方がいいと思うよ」

「まあ今回は許しておこうかな、こんな感じでお風呂に入れたんだし」


「うんありがとう、あとーそのー、、、」

「何ないか言いたいことでもあるの」

「実は、、、」 


流石にこの下着のことはいっておいた方がいいと感じ報告してみると


「うん、なんとなくやらかすのはわかっていたけど思ったより、有用だからいいけど」

「次からは誰かの目の前で作っておいてよね」

「はいわかりました」

なぜかクラスの女子がこの時だけお上さんのように見えてしまったのは気のせいだろう


ひとまずこの下着が受け入れられたことに安堵していた俺だったのだ


拓人が下着作りをしていた一方、女子たちはというと

「それにしてもよくこんな風呂を作れたのね」

と委員長が言い出した


「確かに異世界にきてここまでのお風呂に入れたのはありがたいはね」

「でもなんで拓人だけこんなことできるの」

というと皆の視点が白井に向かった


「じゃあ説明していくね、、、」


そうして拓人のこれまでの経緯を白井が代わりに語っていくと

「それは強いよね。なんたって神様自身が保証してるみたいなもんだし」


「それにガシャで地球のものも取り出せるみたいなもんだし、かなりチートだよね」


まあ私にもそれは否定できない

現に今まで一緒に戦闘しても一度も苦労をしていないからだ

ほとんどがアイテムで戦闘不能にして、

あとは殺すだけといった作業になりかけているからだ

それを話すとちょっと苦笑いが皆の表情に現れていた

「まあでもそれが日陰らしいってことじゃない、

どんな困難だってぶち壊してくれそうだから、それを私たちが助けて行けばいいじゃない」

それを言われると今まで苦笑いしていた顔が一変、笑顔に変わっていった


しかし、風呂から上がって下着のことを聞いた時は流石にちょっとお説教をして反省をしてもらった

しかし、有用であるためにあまり強くは怒れなかった

でもそのやりとりを女子たちは前みたいに話せていることに嬉しさを感じていた

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