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2章 ---2(魔女のちから)

 北高校の魔女こと 白井久美子(しらいくみこ)には

取り巻きというか 忠実なしもべが

二人いた。


 吉田左近(よしださこん)

小林右近(こばやしうこん)という どちらも

3年4組の 女子生徒で 白井久美子のことを

崇拝(すうはい)している生徒であった。


 その取り巻き二人は だいたい白井久美子の

少し後ろにいて 白井久美子が廊下(ろうか)

歩いているときも 少し後ろにしもべのように

付いて歩いていた。


 そういう取り巻きがいるから 余計に

白井久美子の異質さが 際立って

魔女という ウワサが 広がるのであった。


 そしてこの二人に 魅入られている

白井久美子はというと それが当然と

いう感じに 振る舞っていた。



 白井久美子の力は 本物で 本気を出せば

凄まじい力を 出せると 信じている人たちは

そう思っていた。


 白井久美子と その取り巻き二人と

力を合わせれば もっと異常なほどの

力を発揮(はっき)して この北高校ごと

すべての生徒に はじまり 教師まで

付き従えると 信じて疑ってはいなかったのである。


 日常的に 見せる魔術と思われる力は

序の口程度の(ちから)であって 本気の力を

今まで 出したことなんてないと 思われていた。


 そんな魔女の白井久美子であった。


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