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第三話 パーティーより婚約者発表!

寝たつもりはないのに気が付いたら朝。

それはどんなに絶望感を抱くものか想像できるだろうか。


気持ちが昨日で止まっているから心の準備が全くつかない。

もし寝たつもりがあったら「朝だな。あれがあるな」と思える。

でも寝たつもりがなければ「あれ、もう朝?心の準備が…。」となってしまうのだ。


現在、まさにその状態である。

放心状態のうちに侍女がドレス着せてくれたり髪をセットしてくれたりしたようで気付けば準備が終わっていた。


「リナー、そろそろシャキッとしなさい。今日は貴女が楽しみにしていたパーティーの日よ?」

「うん、切り替えるー。」


(わたくし)はぼーっとしながら答えた。

でもああ言ったからにはちゃんと切り替えないと。


「よし、切り替えましたわ、ラナお姉さま。」

「そう。じゃあそろそろ会場に向かいましょうか。」











馬車の中でラナと話していればすぐに会場まで到着した。

エドワード殿下は一人しかいないから殿下の婚約者候補である(わたくし)たちは一人で入場する。

エスコートなしの入場は少し嫌だけど(わたくし)の目当てはパーティーだからなんてことはない。


会場はすごく煌びやかで来てよかったとつくづく思った。

活けてある花もとても綺麗だし、料理も見た目がいいしおいしい。

そろそろ全員入場しただろうしエドワード殿下の婚約者発表かしら。


「ご注目ください、ただいまからエドワード王太子殿下の婚約者発表をいたします。」


司会なのであろう人がそんなふうに話す。

いったいだれがエドワード殿下の婚約者になるのだろう。


会場を沈黙が支配する。

ひそひそと話をしている人は皆、声をそろえて「ラナ様だろう」と話していた。


ふと横を見るとラナはニコニコとしていた。

…やはり、エドワード殿下の婚約者になりたいのだろうか。


「| 《でも、まだ油断はできないわ》。」


ラナはなにか呟いていたが、結構距離があったため聞き取ることはできなかった。


「それでは、エドワード王太子殿下が婚約者の名前をお呼びになられます。殿下、どうぞ。」

「あぁ、ありがとう。」


どうやら今からエドワード殿下が話すらしい。

真剣に聞かないとな。


「私が婚約する相手は…リナ嬢、貴女です。」

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