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病室と君と

作者: ta-kc

窓のそと

今日は雪が降っている

白い世界・・・

ガラス一枚に君が立つ

白い手がガラスをなぞった


春夏秋冬

四季が移り変わるたびに思う

桜が舞い散っていても

太陽が降りそいでも

楓の葉が色を変えても

そして外が白銀でも

君はきれいだって


君はどこを見てるのだろうか

外の世界

何が君の瞳に映っているの?

移り行く景色に時の流れを感じているの?

白く囲まれたこの病室に

君の姿は残されているから

君は今もそこにいるから

その瞳にほんの少し

ぼくの影は映っていますか?


同じとき

同じ場所にいるのに

君と僕

そこには違う時間が流れている

願うんだ

いつか外の世界に行けたらと

願うんだ

その時は君が隣に居ればと


君はどこを見てるのだろうか

外の世界

何が君の瞳に映っているの?

移り行く景色に時の流れを感じているの?

白く囲まれたこの病室に

君の姿は残されているから

僕の視線は君を見たまま

僕の世界に君をとらえたまま

振り返る君に僕は言うんだ

「おはよう」


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