表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/18

その録



訓練所につくとずくさまラハットによる戦闘スキルや魔法などについての説明が始まった


「まず戦闘スキルの方から説明するぞ。戦闘スキルは基本的に様々なスキルによって扱える武器が変わってくる。例えば俺の剣術スキルでは片手剣、両手剣が扱えるが、槍や刀などは対象になっていないため使う時にはスキルの恩恵は得られない。また戦士、剣士、騎士等の戦闘職に付くためには戦闘スキルを必ず一つ以上持っている必要がある。それに魔獣を狩って生活している冒険者という役職の奴らも大抵戦闘スキルをもっているから一応覚えておけ。冒険者の中には盗賊になってる奴もいるからそういう奴らにあった時は戦闘スキルに注意する必要があるからな。実際に戦闘スキルの有無はかなり違ってくる」


「また、もし持ってない戦闘スキルが欲しい時はその武器を練習し続けていると手に入れることができるとされている。まぁこれは訓練量と才能次第だと言われているがな。ちなみにお前らには全員武器が無くても戦えるように格闘術か体術を身につけてもらおうと考えている。それ以外は個々の持っている戦闘スキルを伸ばして実践を積んでいくだけだ」

と言った後に


「ついでに言っておくと特定の職なんかについたりすると身につく戦闘スキルがあったりもする、逆もしかりだな。もし今持っているのが自分に馴染まないなら言ってくれ、希望に応える方法があるかもしれないからな」

と付け加え、続けて魔法についての説明に入った


「次に魔法についての説明だ。魔法の種類は火魔法・水魔法・風魔法・土魔法・光魔法・闇魔法・回復魔法の7種類がスキルとして存在している。火・水・風・土・回復魔法は一般的だが光は人間のみ、闇は魔人のみが使用できるらしい。またこれらの魔法はスキルがないと基本的にほとんど使えない。こちらは戦闘スキルと違い訓練次第で増えることはなく天性のものであり、魔法スキルを持っているだけで職には困らないレベルだ。だが生活魔法や特殊魔法、おまけに精霊魔法と呼ばれるものも例外としてあり、生活魔法は誰にでも習得可能でほぼ全員が一つや二つは使えるはずだ。特殊魔法は一部の職業に使えるものや、世界の何処かやダンジョン・迷宮の奥に封印されているらしい魔導書グリモワールを読めば習得可能ということだがまず習得はできないとおもってもらってていい。なんせ入手したという情報すら滅多に聞かないレベルだからな。精霊魔法は精霊と契約をすることができたら使えるものだ、これに関しては後々説明していこう」


「次に魔法の階級の話をすると、スキルLv1が初級、Lv2が中級、Lv3が上級、Lv4が特級、Lv5が神級とされている。だいたいの奴はLv1~3だな、Lv4ともなるとその一つを生涯で極めたものや過去の英雄クラスしか確認されてない。そしてどのスキルでもLv5は神か化け物以外存在しないとされている、もはや神話やで伝説でしか聞いた事はない。ついでに言っておくと各級によって使える種類と威力や効果範囲が変わってくるぞ」


「次に魔法の使い方だが基本的に頭の中でイメージをしっかりと描き名前を詠うことで発動することができる。魔法の威力は同じ技でもよりイメージがしっかり出来ている方が上がり、勿論込める魔力量によって変わってくる。だからいくら上級魔法が使えてもイメージ不足だったりすると熟練の極められた初級の魔法に負けることがあるから注意しろ。あと慣れてくると名前を言わなくても使える無詠唱スキルを手に入れることもあるから練習あるのみだ。多分魔法についてはこれくらいだな」

というラハットの説明を受け俺ら戦闘組は希暗を除き1人1種類は魔法や戦闘スキルをもっており大抵のメンバーの顔からはやる気が伺えた…が俺は


(やっぱりLv5だと人間辞めて化け物なのね…)

とただ1人落ち込んでいた

周りのクラスメイトを見ても最高Lv4だったので薄々分かっていたが実際に言われるとちょっと心にくる

流石の俺でもいきなり化け物扱いは堪えるのだ

その後、ラハットの説明がおわるとまずスキルを使うための基礎作りのためにランニング・筋肉トレーニング・魔力の操作の練習をはじめていくことになった

それに伴いラハットが一つ一つ説明していく


「まず最初に一番重要な体力から鍛えていくぞ。体力がないと長時間の戦闘に耐えられないし、退却の時も逃げ切ることが出来ないからな」


「その後は身体の基礎作りで筋力をつけつつ、身体を柔軟にしていってもらう。これは筋力や柔軟性がないと戦闘スキルを有利にかつ上手く使用出来ないからだ。戦闘スキルを持ってると様々な技や動きができるようになるが身体がついてかないと話にならないからな。各々の戦闘スキルによってどちらを重視するかは変わってくるから自分で考えるか、もし分からなかったら是非聞いてくれ!」


「最後に魔力の取り扱いだ。まず魔力を感じることが出来ないと魔法を使うことができない。最初に魔力を身体全体に循環させることができるようになる必要がある。それができるようになったら魔力の練り上げだ。練り上げが上手くできないと魔法を発動する時に必要な魔力が大きくなるし魔力漏れも大きくなるからな、これも魔法スキルを使う上での重要な技術となっているぞ」


「とりあえず1週間程これを続けてもらう。その後に戦闘スキルや魔法に関する訓練して行こうと思っている。そして約一ヶ月後には実践訓練もはじめていく予定だからみんな頑張ってくれ!!」

とラハットからの説明が終わると俺達はこの三つのトレーニングをしていくこととなった

がしかし早くも既にある程度自身の身体能力を把握し終えてしまいつつある俺は


(ぶっちゃけ俺には訓練必要なさげだから個人でユニークスキルの使い方練習しておくか、後は怪しまれないように念入りに気をつけて。とりあえず一ヶ月後には外に出られるからそれまでに情報収集や希暗のこと何とかしておかないとな。有難くないことに多分初ダンジョンあたりで碌でもないことがおきるだろうし…)

と考えながら一応訓練に励むフリをすることにした

だが体力筋力オバケの俺には筋トレ的なものは全くもって必要がなく、魔力の操作においても昨晩の時点で既に何の苦もなく操作が出来るので一日にしてもう訓練することがなくなってしまうのであった






……To be continued→

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ