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その後



翌朝俺と希暗は目を覚ますとまずは顔を洗ってから身支度をして、昨日行った食堂に向かい簡単な朝食を済ませる

その際にアホ共に少し絡まれたが全力でスルーしといた

それで朝食を食べたあと、王城で働いている人から集合するように言われたので王族貴族の待つ広間へとクラスメイト全員がだんだん向かっていく

そして俺達が全員揃っているのを確認したルーカスは口を開き話しはじめた


「昨晩はよく眠れたかの?それでは不安や戸惑いもあるだろうがさっそくこれから今度の行動について説明するとするぞ。では騎士団長、説明は任せた」

そうルーカスが言うと王の後ろに並んでいた人々のなかからゴリラのようなみた…立派な体格の男が前に出てきて


「俺はこの国の騎士団長であるラハットだ。これからしばらくの間お前達の戦闘技術や実践経験においての指導を担当する、よろしくな!」

と見た目に削ぐわずフレンドリーな感じで口調も軽かった

俺達に対し高圧的でないあたり貴族とかではないのだろうと勝手に予測する

なぜなら王族貴族はそれ以外を下に見てると勝手に決めつけていたりするからだ

というより大臣達のこっちを見る目が既にそれだ

ちなみにラハットを鑑定でステータスを見てみたところこんな具合であった




名前 ラハット・リーベル

種族 人間

役職 騎士団長

体力 B(+)

筋力 A

魔力 B(-)

物防 A(+)

魔防 A(+)

俊敏 C(+)

知力 B(-)

運 C

技能・・・剣術Lv3、体術Lv3、格闘術Lv2、盾術Lv2、火魔法Lv3、風魔法Lv2、感知Lv2、指揮Lv2

固有技能・・・金剛化


金剛化………物防、魔防が大幅に上昇するが、俊敏が下がる


とこの世界の人にしたらかなりの高ステータスであり、更に珍しいと言われている固有技能も持っていた

俺がそんなふうに色々と観察をしてる最中もルーカスは説明を続けていく


「ラハットには戦闘組の戦闘訓練、ダンジョンや王都の周りでの実践訓練を担当してもらう。ラハットは現在我が国で一番強い者だ、どんどん頼ってやってくれ」

そう言われると俺らは口々によろしくお願いしますと告げていく

そして挨拶の声が聞こえなくなったころ


「戦闘組のみんなはラハットさん担当のもと訓練するのは分かりました。では非戦闘組のみんなはどうしたよいのでしょうか?」

と遠山が尋ねた

それを受けルーカスは


「非戦闘組はこの王宮内にてこの世界の歴史や地理、それに加えて役職毎に必要な知識を学んでいただく。役職毎にそれぞれ別の担当がつくので後から紹介させよう」

と答えた

遠山の問いの答えを聞いたクラスメイト達はそれぞれ異なる反応を示し仲のいい者同士で話をしていたりしたが俺はひとり


(ミスったぁ〜〜、戦闘系と非戦闘系でわかれるなら非戦闘系の職業にすればよかったorz。それなら情報調べれて目立つことも無く一石二鳥だったのにぁ…)

と後悔していた

たが時すでに遅しである

なので持ち前の前向きさと逃避能力を発動しそんな後悔は無かったことにした


その後遠山・近山・桜前・白月・希暗・俺を含む20名ほどの戦闘系はラハットに連れられ訓練場へ、錬金術士や料理人や研究者等の非戦闘組は広間に残り個々に担当が割り振られるとのことであった

一応既に他のクラスメイトのステータスは全て確認しているためクラスメイトの中には俺のようにステータスを偽っている奴が居ないことは確認済みだ

俺より強い奴はいないと信じたいが万が一いたらどうしようもないから無視だ無視


そんな感じでクラスメイト達は二手に別れた後、俺は能力がバレないようにすることを考えながら戦闘組の一番後ろを希暗と2人でついていきながら少し話をする


「なぁ希暗、農民ってどっちに分類されるの?どっちかと言うと非戦闘系じゃね?」


「うーん・・どうだろね。農民とか僕の技能とか一般的だろうからどうせなら戦闘系にって感じじゃない?一応召喚者としての期待もあるみたいだし」


「そういやかもな。さっさと覚醒でもしてチート能力なんか発動できるようになればいいのにな。でないとこのままじゃお荷物扱いされちまうよきっと。特にアホ共が五月蝿そう」


「まぁ多分しばらくのあいだは近藤君達から弄られるだろうね……。ただ僕が弄られてると玲奈が必ず飛びかかっていきそうになるからなぁ」


「そのあたりは俺と2人で訓練してたら大丈夫だろ多分。足を引っ張らない程度に訓練してたら特に言われないと思うぞ。流石に訓練中に騎士の人とかの目の前ではなんもしてこないだろ」


「確かに2人で目立たないように訓練してたら大丈夫そうだね。それに呂阿は誤解されてるせいで怖がられてるし」


「そうなんだよなぁ…。まぁ今回ばかりはちょっと有難いかもな。基本的に誰にも干渉されないし」


「呂阿は本当は普通なのにね。あの事件だって本当は呂阿のせいじゃなくて……」


「それは言っても仕方ないな。俺は希暗とか瑠奈とかいるから大丈夫だし気にしてない。それより情報集めの件聞いてみたか?」


「うん、とりあえずさっき玲奈に頼んでおいたよ。ふたつ返事でOKで多分白月さんも手伝ってくれるって。田中君にも聞いて見ようと思ったけどなんか雰囲気が怖かったからちょっと………」


「まぁあのテンションだとな。とりあえず俺の方は瑠奈に声掛けてみるよ、あいつ非戦闘系のはずだからちょうどいいし。この5人で最初は頑張ってみるか」


「うん、そうだね。怪しまれないように注意しながら調べていってみよう。それにいざとなれば国をでないといけないかもだし」


「ワンチャンあるよなそれ…。とりあえず無理をしない程度にやっていくか。おっ、そう言ってるうちに着いたみたいだな」


「それじゃまた後で。話は真面目に聞いとかないと困るからね」


「おう、じゃ後でな」

と言い俺達は一旦離れる

そして俺達がやってきた訓練場には騎士団のメンバーと思われる人がならんでおり、到着した俺達はラハットからの説明を受けることになった






……To be continued →

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