目覚め
んあ?ここはどこだ?真っ暗でなんにもねぇ。
てか…動けん。
「ぉ…」
声がうまく出せない?あーめんど…もういっそここにいようかな。あれ?なんでここにいるんだっけ?つーかここどこよ。とりあえず…
「どりゃぁぁぁぁぁあ!!!」
拳に力をこめて思いっきり天井(だと思う場所)をぶん殴る。
ゴゴゴコゴゴゴゴゴッ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ドーンヽ(*´∀`)ノバターン
「ぬぁああん♡…ごほん、何の音じゃぁ!」
ハゲ…スキンヘッドにモサモサの髭。まるで旅立つ勇者の前に現れるいかにも弱そ、怖そうな老人が突然の爆音に驚き食事をしていた机を叩き砕く。
ふと音のなった方を見るとドアが倒れて、銀髪の眼鏡をかけた耳の長い女性が立っていた。
「失礼キモい…たった今どの山で爆発が起きました」
「ん?え?今キモイってい…「ってません」
「わしの言葉に繋げんでくれんか?まあええわ!まずはどの山と聞かれても困る…なんの話しかすらみえてこんわ?」
「はぁ?どの山ですよ?ドノ山ですよ!」
「エエー!わしゃそんな名前の山初めて聞いたー」
「天然のふりしてんじゃねぇ!その歳でやってもボケてるようにしか見えねぇんだよ!」
今まで無表情で話していた女性の顔が眉間にしわを寄せ顔を豹変させる。
「えー、そんなことしなーい……と、ところで爆発とはなんじゃ!全く聞こえんかったぞ!」
「あー……うん…そろそろ引退かな?おじいちゃん」
今度は優しい笑みと哀れみの目を向ける。
「おい、そんな目で見るな」
疲れたのか素の表情にもどる。
「はあ…めんどっ、今さっき鳴りましたよ」
「めんどて…今さっきもほんとに聞こえてきてないんじゃけど?」
「何言ってるんですか私が扉を開けたと同時になったじゃないですか」
う、うわ〜、全然気づかなかったわ〜。てっきりドア破壊した音だと思ってた〜。
「て、それだと爆発起こるのに気付いてたみたいじゃないかぁ!」
「気にしたら負けだよおじいちゃん」
キィ─────。
「あの〜そろそろドノ山に来てもらえます?」
見知らぬ少年が窓から顔を出している。
「ああ、すみません…この爺が年なもので」
「あ〜、お大事に」
銀髪の女性が返事をすると納得したように少年は顔を引っ込めた。
ンンン?今の誰ぇ〜?
「では行きますか…ギルドマスター」
これからどうなるかは知りません!
何も考えていませんので!
気軽に見てもらえると…
こんなのでよければ見て…
ん?見て…貰う?
注:これは自己満足作品です!