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転生総理爆誕

転生総理爆誕。

西暦2030年1月1日。

グレート日本北部諸島大帝国の王都モーガン。

処刑台に立たされた某国の総理ゼルファー中田が絞首台で大暴れ。

「何故だ?何故俺がキユアと共に処刑されないといけないのだぁ」

身に覚えのない悪事も追加されてるが。

「某国の総理を殺せ~。お前は税金でアイスクリームを食った」

政治家は有力者との会合や外交ではもっと贅沢なもん食ってるぞ。

「キユアもこの不景気にドレス=8千円=を新調しやがった」

王女様が庶民的な服装で公務に望んだら恥だろうが。

己。

公務員は一汁一菜に木綿の衣装じゃないと行けないと言うのか?

木綿もそれなりに高価なの知ってるだろうが。

「それだけならまだ許せる」

ようやく本題に入るらしかった。

当たり前だ。

アイスクリーム給料で食ったくらいで絞首刑にされてたまるか。

「お前は国の借金を200兆増やし1000兆円にして」

それは金を流動化して経済を立て直すゼルファーノミクスだ。

失敗したら借金が膨れ上がるだけだが海外資産600兆円もある。

「財政は後3ヶ月で好転する。海外資産の利子は12兆円」

その前に財政が破綻したがな。

「財政破綻させた挙げ句円安で国民を苦しめた」

まあそれは事実だが絞首刑にはなりたくない。

「恋人のキユアと浮気した疑惑もある」

政治家が恋しちゃいけないのか?

高校生に手を出すなら問題だがキユアは成人女性だぞ。

「俺は独身でキユアは19歳だ。キユアは無罪になるのだろうな?」

「政治家が子供と浮気することが問題なんだよ」

全く理不尽だが法には従わないといけない。

「好きにしろ。俺は微罪で殺される・・・」

観念したゼルファー中田は革命軍に捕縛され首を絞められた。

ギュユウウウウ。

「神様。無念で御座る」

そして総理ゼルファー中田は民衆の怒りとともに絶命したのだ。


「えっ?ここは何処だ?」

目を覚ますと女の子の体に意識だけ憑依していた。

一瞬理由が分からなかったがコレ異世界転生?

俺民衆を飢えさせた罪で絞首刑になったんだよね?

「そうだ」

女の子の声が聞こえる。

「お前が憑依してる女の子14歳の宿主だ」

ぶっちゃけ俺異世界転生しちゃったとかあり得ないだろ。

「ここは何処なんだ?」

場所と異世界情報は貴重である。

「北部州。安心しろ。金は500万円蓄えている」

俺の将来を心配してくれるのか。

でも意外に北部州って帝都モーガンのある州だよね。

異世界じゃないのか。

それでは一体俺の処刑から何年経っている?

それとも処刑されていないのか?

「私はみゆ。私の事は気にしないで。でもエロいことだけはしないで」

取り敢えず思念で自己紹介だ。

「俺はゼルファー中田」

みゆは少し驚いた様子を見せた。

俺が処刑されてそれほど時間は経っていないらしい。

「あの今日絞首刑で処刑された悪の総理?」

「今日だと?」

どうせ転生モノなら異世界か悪役令嬢モノやりたかった。

「ニュースでアンタの処刑情報やってるよ」

それでパソコンで情報収集するとでてくるでてくる俺の悪事。

やった覚えのない悪事まで加わっているが誓って身に覚えはない。

「うちは農家よ。年収3千万円の米農家だけどね」

転生モノなら貴族に生まれ変わりたかった。

「500万円の貯金どうやって貯めたんだ?」

そこ聞いておかないと安心できないので質問したのだが。

「財テクで服とか食料とか親から譲渡してくれるのよ」

必要経費と言う物があって経費分は減税してもらえる。

上手い手を考えたもんだ。

「私の土地に鶏小屋作っても子供だから税金は親の負担なんだよね」

取り敢えず親を騙すのは無理だし宿主のみゆと依代を共有している。

親にカミングアウトだ。

「お前は転生者か?」

父親が人目で見破り声をかけてきた。

そりゃ親に見破れないわけないので正直に言ってみる。

「うちは農家としては大規模だが借金も多いぞ」

ああ返済の方は農夫ゲランに任せるとして状況を確認。

「私は冒険者ギルドに所属してる。兎くらいしか狩れないけど」

農家だけで生活するのは無理そうだな。

まあ前世の悪行で後世の若者が苦しめられないと言うことはない。

「初詣行くよ。屋台の売り上げで50万円は稼いでみせるよ」

廃棄物の食料は生ゴミ集めて鶏に食わせれば飼料代がタダである。

生ゴミ処理が鶏の餌になるとは一石二鳥だ。

「取り敢えずキユアはどうなったんだ?処刑されたのか?」

俺は憑依してるだけみたいだから情報集めができない。

「あのゼルファー中田が俺の娘に転生するとはな・・・」

それでもキユアの極秘情報をゲランから引き出そうとする。

「無期懲役に処されたらしい。着替えるからエロい目で見ないで」

俺のせいで無期懲役になったのか。

救出しないといけないが。

全く。

14歳の女の子だと学生か。

取り敢えずコイツの情報得てどうするか決めよう。

眠りの呪文と魔法の矢を使える魔法学校の生徒らしいが。

「味方になるなら俺の知り合いの電話番号教えるぞ」

それで一応宿主友通称宿友だし協力する義務がある。

「あのう。お茶をお持ちしました」

3千万円の利益を出す富裕層がメイドさんや直属の部下を持たぬ訳が。

可愛いが俺はキユア一筋何だよ。

「お嬢様。転生者に憑依されたんですか?」

「いや~。あのゼルファー中田何だよね。国民の敵ロリ野郎」

「俺は国を守りたかっただけなんだ」

だがそれも言い訳にしかならんが秘書時代に株はやったことがある。

再起を図れるんなら株で軍資金を蓄えよう。

俺は早急に国を富ませようとして失敗した。

「みゆ。金儲けがしたいなら投資だと思うぞ」

「土地を買うの?良いけど年収3500万円に増強できるかも」

100円でも買い手がつかない土地はあるんだけどな。

「お父さん。幾らお金借りられる?」

無理だ。

でも500万円くらいなら何とか視聴経費に組み込んで減税させる。

「植林で有料の森林公園作るのに5千万円も借金しているんだ」

ところで何でお前スクール水着姿なんだ?

「憑依者へのサービスよ。禁欲強要してゼルファー中田がエロいこと」

しても困るから。

「心配するな。エロい妄想は男だからするが宿主に欲情はしない」

森林公園は弟に任せているけど叔父の畑を500万円で買おうじゃん。

「叔父夫婦と息子に月30万円与えるのが条件だがな」

忙しい時は料理を作るあるいは村のコンビニで買ってくる役割だ。

「専属メイドのアイラとたこ焼き屋のドマシがいるから」

どうもみゆはこの2人に冷酷に接していたらしく距離を置かれている。

「みゆ。コイツラ何で雇ったんだ?」

メイドさんの忠誠心が低いように見えるのは気のせいか?

「貧民街で倒れていてね。私は別に篤志家でもないつもりだけど」

アンタも元総理なら分かるでしょう?

「同情で全ての民を救うことはできない。誰かさんの失政のせいで」

物価は上がるは税金は上がるわ。

それでもできるだけ雇用しているしでも反抗的なんだよね。

「部下の忠誠心上げる方法があるぞ」と思念で指示を出すゼルファー。

「ちゃんとお礼を言えばそこそこ忠誠心が上がると思うぞ」

「お礼?そう言えばチャンと言ったことなかったね」

それでみゆは専属メイドのアイラに頭を下げ「有難う」と言わせた。

このメイドならコレでみゆの忠臣になるだろうと思う。

「ゼルファー中田に言われたのですか?」

冷ややかな返答であるが実はアイラも驚いている。

「お茶菓子を持ってきます」

「10万円で良ければ給料も出す。次はドマシだな」

「お嬢様の部下になれと?」

「何を言ってる?

お前は最初から私の側近だ。

「一つ聞いて良いですか?ゼルファー中田様は総理に復帰するつもり」

「宿主が14歳じゃどうにもならんよ」

取り敢えずトドメの一言だ。

「私は貴女を信用している。使用人と線引してるだけだ」

お友達のような主従を望むなら世直しのために戦おうではないか。

「取り敢えず神社に出店してるたこ焼き屋を儲けさせて軍資金を」

転生総理の取り敢えず軍資金集めの戦いが今始まったんだ。

屋台即売会の予定です。

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