第一章 一話 悠「女性の気持ちって難しいなぁ。」
セリフがわかりやすいように、「」の前に人物を書いています。作者の文章力が乏しいですが、暖かい目でお見守りください。
6人が丘から下ると、そこには、白い外壁に守られている家など建物が沢山並んでいた。
悠「すげぇ、綺麗なとこに着いたなぁ。」
龍「悠、まずは試しにあの並んでいる人達の所に行ってこいや!」
悠「ん、えっ!?その間みんなはどうするん?」
冬馬「悠が並んでいる間に俺らは、くつろいでおくわ〜w」
悠「なんでやねん!俺も楽したいんや。これは、公平にじゃんけんといきましょうよ!」
ふと、瑛介たちを見ると、瑛介は、暖かく俺らを見守っており、修爾はどこで発見したか、分からんが寝袋に入って、サングラスまでして睡眠していた。宗は、並んでいる人たちに、ガンをつけていた。
悠「!?宗!お前何しとんねん!」
悠は急いで、宗の耳を引っ張りその場から剥がした。
宗「何すんねん。悠〜。俺、悠のせいで、負けたやんか〜!」
悠「何の勝負してんねん!!そんなことより、今は、冬馬たちとあの村に入るために話し合いしてるんや!参加せえ!」
宗「そんなもん俺抜きで話あってくれよ。俺いたって何も変わらんよ〜。」
いつの間にか冬馬と龍が近くに寄ってきた。
冬馬「そんなことない。宗がいてくれると俺がめんどくさいことをする確率が減るんよ。」
龍「ふっ、冬馬、俺たちは考えること一緒やな。俺もめんどくさいことしたくないからさ、早う、決めようや。」
宗「めんどくさい事ってなんや。でも、冬馬や龍が言うほどのめんどくさい事か…。」
そう言うと宗はいいことを思いついたのか、瑛介を呼んできた。
瑛介「宗、呼びました?」
宗「呼んだよ〜、瑛介。このメンバー(睡眠中の修爾を除く)で決めた事なんだけど」
瑛介「フムフム」
宗「瑛介があの列に並ぶことになったよ!」
瑛介「フムフム…ってえっ!?まじですか?」
宗「マジ」
宗は周りの様子を見ないようにしているが、笑いを堪える音が聞こえてきた。
冬馬「お前、悪い奴やな〜ww」
龍「宗〜ww」
二人は腹を抱えて笑っていた。
瑛介「宗、二人笑っているんですけど、まさか、そのようなこと無いのでは!?」
宗「そんなことないよ!二人が笑っているのは、多分悠のことだよ。だって見てみい。相変わらず列の付近の女性に話しかけてるじゃん。」
瑛介が悠の方を見ると、列には並ばずに女性に話しかけている姿があった。
悠「麗しきお嬢さん、俺と一緒に飲みに行きませんか?」
女性にどこからか拾ってきた花を手に持ち、話しかけている悠の図がそこにあった。
冬馬、龍、宗「…。」
修爾「悠ww」
瑛介「ええな〜。凄いな〜。」
みんな反応は異なっていた。修爾はいつ起きたか分からないが、ビデオを撮りながら爆笑していた。
修爾「朝からすげえもん見た。ほんと、ある意味尊敬するww流石やな、悠。」
ビデオを止め、寝袋に入り直した。
瑛介「…並びますか。どうせ、入らないといけないですからね。ですが、一人で並ぶの辛いですので、あと一人くらい並びましょうよ!私、一人は嫌です!」
龍「しゃーねえ、俺が並んでやるよ。」
二人で列に向かい並んだ。
悠「結局、瑛介と龍になったんか。龍が並ぶのは意外やなぁ。」
冬馬「瑛介が一人は嫌って言って龍が一緒に行ったんや。」
悠「そうなんや〜。」
悠は二人が列に並びに行くのを見ていた。
宗「ところで、悠帰ってきたんや。頬、紅葉型に腫れてるけどどないしたん?w」
宗はニヤニヤしながら悠に言った。
悠「それがねぇ、ひどいんだよ。俺が隣にいたその女の友達さんにも声をかけた途端に、「最低!」って行って殴られたんよぉ。俺何も悪いことしてなくない?」
宗「最低やな…」
冬馬「最低や…。男の中のクズ。」
修爾「さすが、悠ww。オモロい。」
そう会話していると、瑛介と龍がメンバーを呼んだ。
瑛介「みんな、おいでー」
龍「来い、お前ら、そろそろ順番や!」
悠「それじゃ、行きますか。」
冬馬・宗・修爾「はい(はーい)」
各自、必要なものを持ち、二人の所に向かって行った。
合流し、6人で入国するために手持ち検査などを行い、このような服装している人たちが居ない為、訝しい目を向けられていたが、特に異常無く入国できた。
だが、2回目からはお金がかかるらしく、冒険者ライセンスを発行したら無料になると、衛兵から教えてもらった。
悠「教えてくれてありがとうございます。では、皆行こか。」
悠以外「はい(はーい)」
みんなで門をくぐった。
悠「とりあえず、入国したんですが、これからどうしようか、みんな。」
冬馬「せやな。とりあえず冒険者ギルドじゃね?お金も無いし確保しないと今夜の宿も怪しいしな。」
龍「冒険者ギルドか。どんな結果になるんやろうな。俺たちってさ、ガチの生死を決める戦いをしてきて無いやんか。楽しみじゃね?」
宗「確かに!楽しそうや!職業はみんなバラバラだといいな。だって、その方がいろんなことできるやんかぁ!」
修爾「俺としたら、暗殺者かなぁ。情報収集上手なのって暗殺者のジョブスキルが多そうだから。正直、動きたくは無いけど、情報は生きる上で大切だから、なるんだったら暗殺者が良い。」
瑛介「ちなみに冒険者ギルドの場所ってどこでしたっけ?私としても冒険者ギルドに行くことは大賛成なのですが、聞くのを忘れていました。」
皆んなは揃いも揃ってやばいという顔をした。
皆「…」
悠「人に聞くとしますか…。あっ、ちなみに俺、話しかけてもスルーされるので、聞くの無理です。女性なら可能なんですが、男性は無理です。」
悠以外(女性に話しかけられるなら、男性にも話しかけられるのでは…?)
冬馬「龍、行ってこい。お前なら行ける!俺たちは見守っておくぜ!」
親指を立ててグッドサインをした。
龍「冬馬、テメェ…。しゃーねぇ、行ってくるわ!」
龍はさっきの衛兵さんに聞きに戻った。