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異世界漫画のネタが思いつかないなら異世界にいけと担当に言われた  作者: あんぱん
第1章  前田さん異世界に行く
1/2

始まり

 突然ですが締め切りって知ってますか。


 この物語は締め切りに間に合う為、異世界に行きネタを探す人の物語です。


 空いた時間にでも読んでください。



「ん…ここはどこ」


 懐かしい感じがする、 涼しい風が吹いていて、工事現場の音がする。


 10年前にいたバイト先の工事現場に似ている。

「前田さーん生きてますか」


 一瞬びっくりしたが後ろを見ると、担当に似ている人がいた…違う10年前の金田さんだ。


 金田さんとは11年前に会った。


 工事現場のバイトで会いその2年後、勉強して漫画家になった時に担当として再開した。


「起きてください前田さん」


 あれ何で?寝てないのに…。


「起きてください前 田 さ ん」


 いや起きていますよ、と叫ぼうとするが声が出ない。


「ふごあ!!」


 何かで殴られた、痛い、もしかして夢!! 。


「むにゃむにゃ、ふごあ!!!!」


 担当に発泡スチロールで、囲んだ木の棒でたたかれ起こされた。アラームの音が聞こえる…聞こえる? 。


「前田さん起きてください」


 担当の声が聞こえる、眠いと痛いで体を丸めた。今は何時だろうと考える。


「締め切り近いですよ」


 バサッ。


 漫画家の本能で、一瞬で目が覚めた。


 泊まりこみだが布団を蹴り上げパジャマから、

私服に着替え、机の前に座る。


「ネタ帳…あれ?」


「ないないない!! ないない? ないない! ない…」


 慌てて机を探し回るがネタ帳が見当たらない、あれがないと書けないのに…。


 布団を畳む担当に。


「ネ、ネタ帳を知りませんか」


 と気まずく言うと。


「知りませんが何か?」


 と冷たく返された。


 これほど怒っている担当さんは、見たこともなくて、怖く震え、書く準備をしていた。


「ネタ帳ないんですか?」


 怒りは収まったように見える、少し緊張が解かれて言葉を返す、

「ないです」

 と小声で言うと、担当さんは考え込んだ。


 1年前にも、ネタ帳を無くしてしまい漫画が、1つ打ち切りになったということがある。


 そのときのトラウマのせいで、かなり焦っている。


 まあ焦っても仕方かないので…

昨日書いた原稿を見ながらネタを考えていると、担当さんは思いついたように言った。


「異世界に行きますか」


「は?」

どうも、つぶあんこです。

これからもよろしくお願いします。

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