表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/3

第二話  授けられた異能と新たな出会い

今後登場人物が増えるので誰が喋っているのか分かりやすく頭文字をつけました。

文章構成が稚拙なのでまぁそこらへんは見逃してください

ちなみにショタ神様は「」で固定です


おいおいマジか...

本当にここ異世界なのか?いやまぁ確かに現実じゃありえないよなぁ...

だって龍?とか飛んでるし



周辺を見渡しても人影すら見当たらない見渡す限りの草原。

そこにあるのは草!花!木!そして空には龍のような謎生物。


誰がどう見ても所謂異世界である。



くそぉあの自称神様のやろう本当にいきなり異世界に飛ばしたのか?

せめて飛ばすとしても人がいるところ、もしくは街の近くとかにしてくれよ...


あぁもう!こんなところで途方に暮れてても始まらねぇ!!!

とりあえず街道っぽいのがあるし道沿いに歩いてみるかぁ...



右も左も分からない中、一応は街を目指すことを決めた。

道中誰かに出会えればいいのだが、そう思いながらの行動だった



ん?待てよ?もし人に出会えたとしても言葉とか通じるのか?

もし通じなかったら俺そこで詰みじゃね?

異世界で言葉が分からずにゲームオーバーとかそれだけは勘弁してくれよぉ?



「はいはーい!頭の中からこんにちは!神様ですよぉ!」



んのわぁぁぁ!?ビビったぁ!!!



「ぷぷぷぅ、んのわぁぁって何ですかんのわぁぁって(笑)」



だぁれのせいだと思ってんだこのショタ神!!!



「ショタ神って...もっと他に呼び方あったでしょうに」



うるせぇ!あみだくじなんぞで人をいきなり異世界に飛ばすやつなんざショタ神で充分だ!!



「あーはいはい、ショタ神でもなんでも好きに呼んでください」



それで?何の用だショタ神!!!また嫌がらせか!?



「いやぁ流石にあれで異世界に放り出すのは神様的にも可哀想かなぁーって」



そう思うならなんかくれよ!ほら異世界転移もののお決まりのチート能力とか!

どうせあるんだろ!!!



「まぁ確かにないこともないですけどねぇ、やっぱり欲しいですか?」



うるせぇ!あるんならさっさとよこせ!こっちは突然の異世界でパニックなんだよ!



「本当に欲しいんですかぁ?いやぁ欲しいって言うんならそれなりの態度ってものがですねぇ」



元凶が何を言ってんだよ!!!それくらいしてもいいだろ自称神様よぉ!



「はいはい、仕方ないですねぇまったく...じゃあ選んでください。

一つは、この異世界でモテモテになr」



モテモテになるやつで!!!



「いや最後まで聞いてくださいよ」



モテモテになるやつで!!!はい決定!!!



「即答ですか...しかもかなり食い気味に、まぁいいでしょう。

じゃあ今から授けますんで目を閉じてください」



よし来たぁ!これで俺の異世界生活もはかどるな!!!第3部 完!!!



ムチューっ!!!



!?!?



「ぷはぁ!はいこれでモテモテになる力は授けましたよ!」



な、な、なななななななな

何するだぁぁぁぁこのショタ神はぁぁぁぁぁ!?!?



「何ってご注文通りに力を授けたんですけど?何かご不満でも?」



ご不満っていうかお前今なにした!?ってかナニしたぁ!?



「何って力を授けるために口づけをですね」



そんなことは分かりきってんだよ!!!何故に口づけ!?

おぉぉぉマジかよ俺のファーストキッスがぁぁぁ....



「あー、なるほど。それはなんというかごちそうさまです?」



うるせぇ!で!これで本当に力とやらはもらえたのか!?



「はい、無事授ける事が出来ましたよ!あ、ついでに言語の自動翻訳やらもセットで」



お、おう。それはナイス...ん?やら?他に何をつけた!?



「えーそうですね、例えば出会いが訪れやすくなる加護とか、身体能力向上の加護とか

いつでも私と交信できる加護とかですかね」



なるほどな。最後以外はナイスだわ正直。

なんかいかにも強そうな龍とか飛んでるし



「最後以外ってなんですか...ほら困った時の神頼みっていいますしね?

異世界に送った手前何かあっても困りますから」



はぁぁ、何も考えてないポンコツショタ神とか思ってたけどそこはちゃんと神様してるんだな。



「一応聞かなかった事にしてあげますよ、まったく」



あのさ、もしかしたらこの世界って魔法とかあったりするのか?



「はいありますよ。異世界ですし」



おぉぉ!マジか!それって俺でも使えるのか!?



「それは駄郎さん次第ですねぇ、頑張って練習したら使えるようになると思いますよ」



それを聞いて俄然やる気出てきたぁぁぁ!!!



「おー!良かった良かった!それじゃあこの異世界生活楽しんでくださいね!」



最初はなんて酷いショタ神なんだ!とか思ってたけどまぁ過ぎた事は仕方ねぇ!

この異世界モテモテハーレムライフを満喫してやるぜ!!!



「その調子です駄郎さん!でもそこらへんにいる魔獣にあっさりやられたりしないでくださいね?

それではまた!」



おう!じゃあなショタ神!

...って魔獣ってなんだぁ!?あれかあの飛んでる龍も魔獣なのか!?

流石に素手で勝てるとは思えないんだがぁ!?



....シーン......




あんのショタ神!もう帰りやがった!!!

いやいやでも待てよ?身体能力向上とか言ってたよな?

ワンチャン倒せたり...




ギャァァァァオォォォォォ!!!!!!

悠々自適に空を舞う龍が欠伸をするように鳴き声を発した



いやいやいやいやいや!!!!無理!!!絶対無理!!!命がいくつあっても足りねぇ!!!


目を付けられる前にこっそり行くか...




それから距離にして約10km、時間にして約2時間街道を歩き続ける。

特に景色が様変わりすることもなく延々と歩き続ける事になった。



割と歩いたと思うけど意外と疲れないな、これも身体能力向上のおかげか?

でもまぁ疲れないにしても景色は変わらないし、誰とも会わないし...


あぁぁぁぁぁ!!!!どうすればいいんだよぉぉぉ!!!!!


いいんだよぉ...


んだよぉ...


よぉ...



心の叫びは空しく響くのであった。



ガラガラガラガラ...ヒヒーン



馬車の走る音と馬の鳴き声が遠くから聞こえた



おぉ!第一異世界人のお出ましだ!おーい!すいませーん!




おや?こんな街道のど真ん中で何をしてるんですか?えーと見たところ...旅の方ですか?




じつはそうなんですよ!ただ街の方向とか全然分からなくて困ってまして

よかったら街まで乗せてくれませんか?



あぁなるほど、それはお困りでしたね!私はこの先にあるロクブケイという街に行くところでしたし

ロクブケイでよろしければお乗りください。



本当ですか!?親切な方に巡り合えて良かったぁ!

あぁ俺は島崎駄郎といいます!



これはご丁寧に、私はロクブケイで商人をしています ロベルト=ジルコニアといいます

シマザキさんよろしくお願いします。



いえいえこちらこそよろしくお願いします!



それにしてもシマザキさんは珍しいお名前ですしもしかして

東方のご出身ですか?



あぁえーと、そ、そうなんですよ!実は故郷から出て旅をしているところでして



それはそれは随分遠くから旅をしてらっしゃるんですね



あはは、世界を見てまわりたくて

(まぁ異世界から来ましたなんて言っても信用されないだろうし話合わせとくか)



でしたらロクブケイに行くまでの間ぜひ旅の話を聞かせてください!



はい!まかせてください!

(よぉしこれで何とか街まではいけるな!助かったぁ!)




こうしてロベルトの馬車に乗り込みロクブケイの街を目指すことになった駄郎

しかしそのロクブケイの街で起こる事件の数々、果たして駄郎は無事に異世界生活を満喫できるのか?




.....

                                                

「さてと、これからどうなるか楽しみですね!あ、そういえば駄郎さんにつけたモテモテになる加護、あれ同姓からモテモテになるって

説明してなかったなぁ。うーん....まぁいいか!その方が面白そうだし!」





このショタ神の不吉なつぶやきが後にこの異世界を揺るがす大事件につながるのだが、それはまだ先のお話...






登場人物紹介

ロベルト=ジルコニア

ロクブケイで商人をしている男性 28歳

現在は商売が軌道に乗ってきたところであり、忙しさもあってか妻子や恋人はいない

物腰はやわらかで口調もとても紳士的である

今までは普通に女性と恋をしていたが駄郎と出会った事により?




評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ