第一話 日常から非日常へ
AM 7:25
いつもと変わらない朝、いつもと変わらない天井、いつもと変わらない目覚ましの音。
あぁ眠い...会社いきたくねぇ
眠い目をこすりながらもいつもと変わらない日常が始まろうとしていた...そうあんな事が起こるまでは
AM 7:55
そろそろ時間かぁ、行きたくないけど仕方ないかぁ。
はぁ...よっし!今日も一日頑張りますかぁ!!!
愛車のミラ〇ースに乗り込みいつものように出勤する。
なんだ?珍しいなこの道が渋滞するなんてなんか事故か?
「ここでニュース速報です。本日午前7時30分頃未確認の隕石と思われるものが日本の某県某市に落下するとの情報が...」
え?それって俺が住んでいるとこじゃん、うっわ怖いな。
まぁでもまさかここに落ちるなんて事は...
そのまさかである。
え?なにあれ?えー?まさかね?うん。そんな漫画みたいなことあるわけが...
親方ぁぁぁ!空から隕石がぁぁぁ!?!?
えぇぇぇぇぇ!?嘘だろ?は?マジで?隕石?
おっとぉ!?俺の目の錯覚じゃないならあれ俺に向かって落ちてきてない?
いやそんなまさかぁ!よーしもう一度確認しt...
うわぁぁぁん!やっぱり!?やっぱりか!?目の錯覚や夢なんてそんなちゃちなもんじゃねぇ!
あれマジでこっちに落ちてきてね!?
あぁ終わったぁ俺の人生終わったぁはぁーこんなことなら昨日のうちにハードディスクの中身処分しとくんだったぁ...
グッバイ俺の人生!島崎駄郎先生の次回作にご期待ください!
目を閉じ己の人生を諦めた
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.
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あれ?もしかして死んでない?奇跡的に隕石当たってない?
俺の有り余る幸運で奇跡起こしちゃった?
この男島崎駄郎の人生はまだまだこれからなのかぁ!?
そう思い目を開けたそこには!
なーんにもない真っ白な空間が広がっていた
おっふぅ。やっぱり無理だったかぁ俺死んだかぁ!くっそこちとら泣く子もあわれむ26歳童貞だぞ!
そりゃないって神様ぁ!!!
「まぁまぁそういわずに!意外と神様も頑張ってるんですよ?」
ふっ...俺の脳内に直悦語りかけてくるとはな!貴様何者だ!
「神様です」
神様だったぁ!?!?
え?嘘神様?マジで?この見る限りただのショタっ子にしか見えない半裸のこの子が?
「なんとも言えない表現ですが..まぁその神様です」
おぉぉぉぉい神様ぁぁぁ!?!?一体俺が何をしたって言うんですかぁ!
この善良なサラリーマンを捕まえておいていきなり隕石ですかぁ!?
WHY!?GOD!なんで俺なんですかぁ!?
「いやぁすいませんあみだくじd...いえなんでもありません」
あみだくじって言った!?ねぇなにこのショタ神様!?
俺の人生をまさかのあみだくじの結果で決めたぁ!?
隕石さんと出会い頭にごっつんこ(ハート)
みたいな大事をノリで決めたのかぁ!?
「まぁまぁ落ち着いてくださいって」
落ちついていられるかぁ!
どゆこと!?え?どゆことぉぉ!?
「えー、ごほん。 おめでとうございます!あなたは選ばれたのです!これからあなたを異世界へご招待します!」
あーなるほどなるほど俺は選ばれたのかぁそうかそうかぁ
「はい!そのとおりです!これからあなたには異世界で第二の人生を送ってもらいます!」
異世界で第二の人生かぁ!なるほどなー...ってそんなんで納得できるかぁぁぁ!!!
「いやぁでも、もう決定事項ですし?そこは諦めてもらえると助かります」
諦めきれるかぁ!!!えぇ!?なにこれ新手のドッキリなの?
カメラどこだぁ!そこかぁ!!!
「現実ですよーもはや疑いようもないくらいに現実です!」
そんな...馬鹿な...
26歳で春が訪れることもなく隕石とファーストキス決めていきなり異世界?
漫画か!いや漫画だとしてももうちょいマシだわ!!!
「はい!じゃあもう時間もないですしちゃっちゃっと異世界に送りますねぇ」
いやまたんかーい!まだ話はおわっt
「それでは島崎駄郎さん!異世界でも頑張ってくださいねぇ!」
おい!マジか!マジなのかぁぁぁーーーーー!!!!!
ってかまぶしすぎるわぁぁぁぁぁ!!!!
そんな叫びもむなしく響き...
目が覚めるとそこは...
見知らぬ景色、見慣れない草花、そして空には龍
嘘だろ.....
ほんとにここ異世界じゃねぇかぁぁぁぁぁ!!!
そんなこんなで始まるドタバタ異世界ラブコメ(BL)
え?本当に続くのかって?
それは今後のお楽しみって事で!
登場人物紹介
島崎 駄郎 (しまざき だろう)
本作の主人公
どこにでもいる一般サラリーマン 26歳 童貞
ツッコミ気質でいろんな事に巻き込まれがち
ノンケである。(多分)
神様
本作の大体の事の元凶
見た目は半裸のショタ
とにかく面白く事が運ぶように裏からいろいろ悪さしてる