2章ファントム・ハウル編
僕の名前は堀北 正矢<ほりきた まさや>。今春からロール・プレイング・スクールに入学した小学4年生
双子の兄で、妹の<みんく>もロール・プレイング・スクールに入学している。
種族 土妖精<ドワーフ>
職業 メイジ
所属ギルド ノアの方舟
で、コンバートした。
rpsでは、僕達、小学4年生の生徒が一番年下だ。
最初は皆に敬語を使っていたけど、年齢の差というものも、感じなくなり、かなり居心地が良い。
いつも、僕達4,5年生の面倒は、雫月君と奏斗君が見てくれる。
「なぁ、正矢。俺達でなんかクエスト行かね?」
そう言ってきたのは、僕の親友の霧隠 維吹<きりがくれ いぶき>が言った。
「俺達だけって……四年生だけでってこと?」
「うん。四年生だけじゃないと、笑眞<えま>も嫌だろうし……」
笑眞<えま>とは、僕の友達で、年上の人が苦手で、あまり元気に活動していない。
「そっか。ちなみにどんなクエスト行くの?」
「この<腐館に潜む幻影の魂>っていうクエストなんだけど、そこそこ人数必要でさ、最初は男子だけで行こうと思ったんだけど、女子も必要だな~と思って」
「日程はどうする?」
「一週間後とかで良いんじゃないかな?」
「OK!皆には僕が伝えておくね」
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僕の名前は柊 海鈴<ひいらぎ かいり>。今春からロール・プレイングスクールに入学した小学4年生だ。
種族 海人<うみんと>
種族 多道術師<ノーブル>
所属ギルド ノアの方舟
で、コンバートした。職業の多道術師<ノーブル>の特徴は、サブ職業をメインとして使うことが出来る。
それを利用して、僕はサブ職業の獣使い<テイマー>をメインとしている。
使い魔は2匹居て、
一匹目は、ジュエリーカーバンクルの<ルチア>。
ジュエリーカーバンクルは、主に回復系の魔法が使えて、宝石のように綺麗な瞳と艶のある白い羽毛が魅力的。
二匹目は、リドラの<ロア>。属性効果のあるブレスで攻撃する。
マグマのように赤い羽毛はサファイアのように青い瞳を目立たせている。
僕達のレベルは25を超え、獣使い<テイマー>専用のスキルである、意志疎通<リッシング>で、二匹と会話が出来るようになった。
オリュンポス・オンラインにおけるペットの脳にはAIが組み込まれており、会話が出来る。
「ねぇ、ロア、ルチア。今度四年生の皆でクエストに行くんだけど、二人ももちろん付いて来るよね?」
僕は二人の頭を撫でながら言う。
「もちろん!」
二人とも、僕の手を甘噛みしながら言う。
僕は1ヶ月もルチアとロアと過ごしているので、
「二匹」ではなく、「二人」と数え、「人間」として扱うようになっていた。
2章1話をお読みくださりありがとうございます。
<雑談コーナー>
2章は「ファントム・ハウル」という題名にしたんですが、実際構成だけしか浮かんでおらずら随筆が難しいですね(笑)。
投稿してからずっと思っているのですが、僕、技や人物のネーミングセンス無さすぎですね(笑)。
一応意味とか調べながら名前をつけているんですが。
次回はまだ戦闘に入れそうにありません。申し訳ないです!
ご愛読ありがとうございました。