7話
ギリ月曜日
一のカウントが終わった瞬間に生徒会室の扉が開く
おそらく飲み物が入っていると思われるコンビニの袋を持って立っている男が口を開く
「えっと、、どういう空気です?これ」
やや驚愕といった表情を見せる麗。
満面の笑みで迎える体制をとる一
見知らぬ人物4人(おそらく後輩)
そんな状況ではそんな疑問が出るのも仕方ないだろう
一が口を開く
「やぁ、大地くん待っていたよ。麗くん、彼から飲み物を受け取って早く提供してあげてくれ」
流れるように行われる麗への指示
普段の麗なら命令するような一の発言に対してすぐに苦言を呈すはずが、今はそれよりも聞くべきことがあった
「申し訳ありませんが、尾張さん。聞きたいことがあるのですが」
「へ?」
そう言われた男、尾張大地は頭に疑問符を浮かべながらも麗からの質問に答える
「なんでしょうか?」
「いえ、そんなに難しい質問ではありません。その飲み物はいつ買って来るように言われた物ですか?」
「あぁ、そういうことですか。これは昨日私が帰る前に一会長に、『お客人用の飲み物がなくなってしまったから明日の朝買って持ってきてくれるかい?一緒にレシートも持ってきてくれ。代金は僕が持つ』って言われまして。あと他に言われたのは、『買って来る量としては余裕を持って6、7人分でいいかな』ってくらいですかね」
「なるほど、、、とりあえずその飲み物は受け取ります。ありがとうございます」
そういうと麗は機敏な動きで受け取ったお茶を注ぎ、黒斗たちに出す
「大変お待たせしました。先ほどまでは大変お見苦しいところをお見せしました、大変申し訳ありません。それでは要件を伺わせていただきます」
そう言われた瞬間4人は顔を見合わせる
「「「「要件ってなんだっけ?」」」」
「え、黒斗覚えてないの?」
「、、、日向は覚えてるか?」
「俺の要件じゃないことは覚えてる。陽こそ覚えてないのかよ〜」
「覚えてない!月ちゃんは覚えてる?」
「えっと、、、黒斗くんが生徒会に入るか入らないか、、だった気がする。」
「あぁ〜そんなんだっけ。まぁこの惨状を見せられて入りたくなるかと言われるとそんなことないけどな」
「ほらぁ!麗くんのせいで入ってくれるかもしれなかった一年生が入らないかもしれなくなったじゃないか」
一がそう麗に詰め寄る
麗がとてつもなく嫌そうな顔をして蹴りの体勢に入る
その瞬間
「一持ってきたぞ〜書類、っていうか生徒会役員加入届」
「は?」
黒斗は優が持ってきた書類の名前に耳を疑った
小話『名前』
一「不吉だねぇ」
大地「何がですか?」
一「君の名前だよ。苗字の方か」
大地「あぁ〜『尾張』ですか」
一「まぁ綺麗に対比になっているからいいけどね」
大地「対比?」
一「“はじめ“と“おわり”だからね」
大地「あぁ〜」




