第14話
ちょい時間の改善
冬休みです
「さて、君たち」
一が席に戻り真面目な顔をして黒斗たちの方に向き直る
「君たちには、我々生徒会の仕事について知ってもらおう。まずは目下の目標についてだが、、、」
そう言いながら一が麗に視線を向ける
「、、はぁ。わかりました説明すればいいんですね」
「頼むよ、麗君。資料はどこかに置いてあるから」
「なんで覚えてないんですか、、、ありました。これですね、皆様こちらに目を通してください」
黒斗たちに配られたのは数枚の紙がホチキスが留められた資料。その一番上に書かれていたのは、
「本校が抱える問題点について?」
「そう、問題点だ。我々生徒会は今から説明する問題に全力を持って対応していくと私の公約で宣言しているからね」
「そんな宣言してるんだ」
「では、その問題点を、麗君。」
「はい、本校が抱える問題点はいくつかありますが、一番問題になっているのは、生徒数です。」
「生徒数?足りないんですか?」
「ふむ、黒斗君たち。自分たちが我が高校に志願した際の“倍率”、覚えているかい?」
「倍率、ですか。覚えてるか?」
「いーや、私覚えてない」
「俺もだな」
「、、、私も」
「だよな〜、そんなに気にしてないってことはそんなに高くはなかったんだろうけど」
「1.0」
「はい?」
「1.0倍だよ、君たちが受けた去年の倍率はね」
「1.0ってことは、」
「そう!割れるギリギリだったんだね」
「はい。昨年度、本校の入試を受けた人数は定員と同じで、1.0倍。4年連続で低下という結果になりました」
「4年連続って結構では?」
「そうなんだよ黒斗君。ちなみに、大地君」
「え、あ、はい。なんでしょう」
「君が入試を受けた際の倍率は幾つだい?」
「えーっと、1.1か1.2かそこらだった気がしますね」
「その中間ですね。尾張くんが入試を受けた年度の倍率は1.15倍です。ちなみに会長や私、神堂くんが受けた際は1.3倍で他の高校と比べるとやや高めではありましたね」
「とまぁ順調に下がって行ってるわけだけども、これによる問題が何かわかるかい?」
「問題ですか、えーなんだろ」
「一つはシンプルに割れ、つまりは生徒数が足りなくなることだね」
「まぁそれはありますね」
「そして割れることによる問題が他にもある」
「他に、ですか?」
「わかるかい?」
「は〜?」
「え、わかんない。日向わかる?」
「いやぁ?」
「、、えっと、」
「おや、分かったんだね月君」
「え、分かったのか?月」
「う、うん。多分ね」
「では聞かせてもらおうか、君が思いついた問題を。我々の想定していない物だとしても、それはそれで新たな問題として議論するしね」
「じゃ、じゃあ、えっと」
そして、月の回答とはー
絶対にこんな終わり方させるべきじゃない




