第13話
なんか、癖って直らないよね
遅くなりまして
「役職籤?ですか?」
黒斗が一に対して疑問の表情を浮かべる
「そうとも!毎年恒例だね」
「そんなんで役職決めてんすか」
「あぁ、選挙で決まる会長、副会長以外は、ね」
「あ、そこは選挙なんだ」
「まぁ流石にね。それじゃあ籤を始めようか!中に入っている役職は、無し、無し、書記補佐、会計補佐、だよ!」
一のその発言に驚いたのは
「え?会計に補佐つくの?なんで?」
「なんだ?シュウ。不満か?」
「いやまぁ不満ではないけど、、、」
「ならよし。それに、お前も最初は補佐からだった、よな?」
「一番最初な。1ヶ月ぐらいで繰り上がったけど」
「そうか、まぁ今年の一年生はそうはならんだろ、他に意義のある人は?」
一の言葉に全員が反応をしない
「じゃあ、ようやく始められるね」
そう言って、一は籤引きを取り出す
「では一年生君たちは引く順番を決めてくれ」
「えー、どうする?じゃんけん?」
「いいよ〜」
「っしゃ!やったるぞ」
「分かった」
黒斗たち四人によるじゃんけんは、
「よっしゃあ!俺一番で!」
日向が一番
「次が、私。」
月が二番
「あ〜よかった〜」
陽が三番で
「、、、だろうな」
「まぁ黒斗じゃんけん弱いもんね〜」
「お前が勝ってるの見たことないわ」
「んなことねぇだろ日向」
「そんなこと、ないかも?」
「おい、月までそんなこと言うな」
黒斗が四番になった
「じゃあ黒斗君は余ったやつになるね、それじゃあ引いていこうか」
そして、四人全員が引き終わって
「結果発表〜!引いた順番に発表していこうか」
「はい!書記補佐でした!尾張先輩、これからよろしくお願いします!」
「うん、よろしくね」
「次、私は特に無しでした」
「次、私は〜会計補佐だ!よろしくお願いしますね!柊先輩」
「え、あぁ、君か。よろしく」
「ってことは俺は特に無しか」
「ふ〜ん」
四人の結果に怪しげな笑みを浮かべる一
「なんすか先輩」
「いやぁ、生徒会長候補は黒斗君と月君かぁと思ってね」
「は?」
一の発した言葉に疑問が浮かぶ
今、そこの生徒会長はなんといった?
「今、あんたなんて言いました?」
「次期生徒会長は君たち二人のどちらかかなって」
「なんでそうなるんだ!?」
「そりゃそうでしょ、日向君は次期書記、陽君は次期会計だから。新しく入らない限りは君たち二人のどちらかが生徒会長になる運命なんだよ」
「はぁ〜?」
役職がないことに安心を覚えていた黒斗の絶叫が生徒会室に響く




