?話
とある学園の激動の改革のお話
春、生徒会室にて静かに席に座る生徒が1人。
彼が目を閉じようとしたその時、生徒会室のドアが開き大きな声が響き渡る。
「おはよう!こんな早い時間から何をしてるんだい?」
「会長。早いですね」
「正確にはまだ会長ではないけどね。で、何してるんだいこんな早い時間から。待ち人かな?」
「いえ、少し思い出してて」
「生徒会に来た時のことかい?」
「いや、入学してすぐのことを」
「なるほどね。まぁ君たち一年生にとっては今年の一年は大変だったからね」
「先輩の時は違かったと?」
「まぁあの人が生徒会長じゃ無かったからねぇ。
さて、じゃあ黒斗くん僕にも聞かせてくれるかな?君の体験した一年間を」
「え、嫌ですよ」
「なんでよ!いいじゃないか」
「えぇ〜」
「先輩に対する、しかも生徒会長になる人に対する態度じゃなくないかい?」
「だってまだなってないんでしょう?」
「そうだけどさぁ〜」
「まぁいいですよ。話しても」
「やった。じゃあ入学式のことからかな?」
「いえ、入学2日目からです」
「なんで?」
これは俺とみんなでのこの学校での思い出の話
俺たちを散々振り回した生徒会長との思い出