シモネタパーティ
「なんやねん?アンタと聖女の関係、ますますワカランわ」
「……そうか。まずは、あの聖女がなんて呼ばれてきたか知ってるか?」
言いづらそうに答えてくれた
「放屁悪臭聖女とか、最臭屁器聖女とか、くっ聖女とか、聞いたことあるわ」
「なんで、そう言われてるか知ってるか?」
「……回復ガスが屁なんやろ?ほんで、とにかく臭いってウワサは聞いたわ」
「そうだ。聖女の回復スキル屁力によって、傷や病気を回復したにもかかわらず、恩を忘れた連中に『臭っい臭い、聖女じゃなくて屁女』と言われてきた娘だからな」
「そりゃ、精神も病むわ……」
「そして教会の彼女の扱いも酷いモノだったんだよ。臭いから」
「まぁ、くっさいならしゃ~ないわ」
「そこで……『頭皮発光消臭ッ』」
俺は、頭皮を輝かせた。
少しカビ臭かった小屋の空気が一変する。
「すっご。なんやコレ?部屋の空気が爽やかになったやん」
「このスキルで、今までは聖女の悪臭を消臭してきたんだ。そして、回復効果のある無臭ガスが拡散される」
「うっわ、勇者は聖女の必需品やん、ほんで例の大量回復したんか」
そして、色んな人に臭がられずに感謝されたんだよなぁ。
異世界転移で到着した途端「ハゲたオッサンは出てけ」って美人の第二王女に城から追放された俺は、薄汚い恰好して捨てられていた放屁聖女と組んだんだよなぁ。
「だからな……聖女は俺にくっついてきて、毎晩毎晩、幼い体でせまってきたんだよ」
「消臭剤を確保するのに既成事実作戦かいな。毎晩ってエグイわぁ~聖女が性女やんか」
「で、ロリコンではないのだけれども陥落してね。可愛いかったし」
「うっわ、13歳の聖女と中年勇者が、親子程歳離れてて愛のない共依存ってドロドロや」
「毎晩、聖女をドロドロにしたけれども。お尻の中で、カメ・フラッシュ・デオドラントすると、2~3日は、放屁の悪臭を制御できたんだ」
「意味違うし、やっぱ、アンタは犯罪者や。ん?お尻の中でフラッシュ?アンタのド頭なんぞ入らへんやろっ!いくらなんでも、でかすぎるがな」
あ、しまった。そこに気づいたのか。突っ込みが的確だなぁヲイ。
「これも話さなきゃならないか。俺のスキルは、世間で知られている『マジカル・頭皮』じゃないんだよ。知りたいか」
トーンを下げて話す。
「そんなん言われたら、最後まで聞かんとおさまらへんがな」
「そうか……俺のスキルはな『マジカル・カ○頭』なんだ」
「は?カメのアタマって、股間のアレの先っちょかいな?よう知らんから見せてみ」
しぶしぶ俺は、下半身を露わにした。
「つまり……だ『亀〇発光ッ』」
俺の股間にぶら下がっているアレの先端が輝いた。
「なんちゅう、まばゆい光……目ぇ眩んで見えへん」
俺は発光をやめた。
「ほんと、ひどいスキルだろう」
「……で、なんで発光が、ハゲ頭でも出来るんや?」
「なんだかな?この世界のシステムの誤認がどうこうって、頭の悪そうな転移の女神が言ってたよ。つまり、俺のハゲ頭は、カメ頭とみなすことができるらしい」
「www……wwwククク、あかん、おもろwww」
っつたく、腹を抱えて笑い転げなくてもいいだろう。
「ひぃ、ひぃwwwつまり、チン〇アタマだからチ〇コスキルが、そっから使えるんやwwwなんかもう無茶苦茶やなwwwマジ・まじかる」
まだ、笑い転げてやがる。
コイツは、俺が求める理想の体型アンド巨乳で、顔だちもキレイだが、流石にハラが立ってきた。
「いいかげんに……」
「いや、かんにんな。ウチのスキルって金玉やんか?同等かそれ以上の下ネタスキルなんて聞いたことなくて、うれしゅうてなぁ」
そういや、コイツも苦労してんだな。
「下ネタか……聖女のスキルは放屁だしな」
「酷いもんやなぁ、魔王軍と戦うには、下ネタしかないんかいな」
「他の仲間は、悪役令嬢と、追放王女だな」
「それも全員色物やんけwwwウチと同類や」
そうか、コイツが笑ってるのは、自分も色物だからか。まぁいい話題を戻そう。
「でもまぁ、頭からスキルを使えて、俺は助かってるさ。スキルを使うために、股間丸出しにするのもなぁ。何回かせざるをえなかった時もあるけどさ」
「……フルチン勇者www戦闘時ぶらん♪ぶらん♪」
笑いながら、俺の股間のモノをペシペシするな。
「もう、しまうぞ」
そうして俺は下着を再びはいた。
知り合いの某中学教師♂は、13歳女子生徒に迫られて、
かなりヤバったそうです。なんという自制心、教師の鑑ですね。
こっそり、やっちゃってる話もあるみたいですけどねぇ。
勇者の股間が光るので、アニメ化の時に役立つハズ?
え?シモネタ過ぎて放送できない?そーですか。