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20,警告

はじまります

 「で俺たちは何をすればいい?」

 レンさんがこちらを見てからカスケードさんに問います。

 私だって協力しますよ!ひと月お世話になったお城とそれになにより私の国ですから、人を霧や魔物に変える方が女王だと安心して暮らせませんよね。


 「君たちは町を守ってくれればいい。私がジュリオンブルを討つ」

 「とはいっても潜入もできないだろう、俺も行くぞ」

 「わ、私も行きます」


 「気持ちはありがたい。……そうだな、なんとかかつての私の部隊だった陰の騎士たちを城の外に誘導できればいいのだが。彼らの相手をお願いできるか?」

 「確か7人だったか。いいぞ、こいつの試しもしたかったところだ」

 レンさんは色の変化した扇を手に怪しくニヤリとしています。

 この状況ではとても頼もしい限りですね。


 「よし、俺がカスケードを城に送り届けてから陰の騎士を城門前に誘導してから倒す、というのでいいか?」

 「それで頼めるか。よろしく頼む」

 話はまとまったようですね。


 「なら私とみうは城門前で待ち構えていればいいんですよね」

 「おとりのようになってしまうのが申し訳ない。自分たちの身の安全を第一で頼む」

 「はい、任せてください」

 「二人の安全は俺が確保する。奴らが現れたら遠慮なくな。人に戻そうなんて考えはなしだ」


 レンさんはずっとそれですね。思わず笑っちゃいました。

 「レンさんはいつも優しいですから。何か起こる前に来てくれるのもわかってます。でも私だって氷の弾丸の時のようにレンさんの負担を軽くできるよう頑張りたいです!」

 「そうゆうのはいい」

 あ、今ちょっと照れました?してやったりです。

 

 「私からも頼む。彼らを騎士として討ってやってくれ」

 「はい、任せてください」

 「ひな様には私がついているので。何者も近づけさせません」

 おお、みうもやる気です。


 「二人で迎え撃てれば敵にはかなりの脅威になるだろう。まだ相手はひなとみうの力を低く見ているからな」

 「私たちは簡単にとらえられる、みたいに言ってましたもんね。力見せちゃいましょう!」

 「ひな様には私が付いています。存分に力をお使いください」

 「頼もしいねみう!無理はしないでね」

 両手をグーにして胸の前に出してやる気を伝えてくれるみうに感謝。あとかわいい!


 

 「さて、こちらが先手を打つか。どうだカスケード、いけるか」

 「……私はいつでも。お二人は大丈夫ですか?」

 「ふぅー。……私も大丈夫です。みうは?」

 「いつでも大丈夫です」


 「ならあっちの二人が出てきたら行動開始としよう」

 ちょうど二人のいる個室から魔法の気配が消えます。通信が終わったようです。


 ~~~~ヴゥン~~~~~~~~

 

 嫌な感じの波が建物の上を通過していきます。何?これ。


 「ごめん少し向こうが速かったね。声が聞こえるはずだ」

 タクミさんが扉を開けながら説明してくれます。


 ~~~~

 「逃走したレン、並びにタクミ、巫女、侍女、そして怪しい男。町に逃げ込んだのはわかっている。町の住民もかくまっているとみなしてこれから騎士をはなつ。私ジュリオンブルにつくものは、5分以内に町を出て城の方に向かいなさい、保護対象とします」


 「それ以降はそこの怪しい男、元王子であり大罪人のカスケードの支持者とみなし反逆罪で即刻消えていただきますのであしからず。では皆さんの賢明な判断を期待しています」

 ~~~~

 

 「これ以上は通信も妨害されて不可能だね。どうする?レン君、王子」

 「こちらから二人で乗り込む寸前だったんだ。決めたとおりに誘導をやってくる」

 「そうか、こちら待ちだったか。他の町はとりあえず私の仲間とカイト君の先輩が対処してくれるようだから。ここも私達で何とかするよ」

 「町を頼む。俺たちは城門前で迎え撃つ計画だ。ここの敵を処理出来たら二人を頼む」


 レンさんがタクミさんに頭を下げます。私たちを城内には入れないつもりのようですね。


 「心配ない、じきに終わる。そうしたら皆で朝食といこうじゃないか」

 また私の視線がばれてます。よくみてますね。


 「了解、場内は二人で大丈夫かい?」

 「ここでの戦闘が終わったら城内の避難誘導に僕が向かいます」

 

 「わかった。城門前はすぐに終わらせるから頼んだ、カイト」

 「カイト君、城内の非戦闘員を頼んだよ」

 「ありがとうございます!精一杯努めます」


 皆さんの話もまとまったようですね、それでは――


 「その前にカイト、特訓の成果だな……これでお前も騎士だ」

 「えっ、あ、ありがとうございます。これで僕も戦力になれますね」

 「君には何でも見えているようだねレン君。カイト君おめでとう、この町を頼んだよ」


 レンさんの当然という表情と誇らしそうに照れるカイト君。絵になりますね。


 「では行ってくる。予定通りに誘導するから城門前に矢の雨を降らす準備をしておいてくれ」

 「はい!わかりました……今回は歌わなくてもいいんですか?」

 以前のように強化をかけたほうがいいですよね?


 「それはひな自身とみうにだけ使ってくれればいい。残りは全部矢に使ってくれ」

 自信ありの表情、そうですよねレンさんですもん。……わかりました!

 「はい、頑張って下さい!」

 信じていっぱい放ちますよ!

次回からいよいよ戦闘開始です

いくつか新しい試みをしています


いつも読んでくださる方、本当にありがとうございます。

今日初めて読んでくださった方、いらっしゃいませ。

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