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プロローグ

世界が崩壊する3日前……




俺、夕暮真夜(ゆうぐれまや)はネットゲームをしていた。

[red]さっきのニュース見た?

redは俺の友人だ、友人と言ってもネットの中だけで実際にあったことは無い

ただ、前にボイスチャットをした際に聞いた声からおそらく女性だと思う

[マヨ]何?

[フルート]あの怪物の奴?

マヨは俺の名前でフルートもネットの友人だ。おそらくフルートも女性である

[red]そのせいで私今日学校休みになったんだ〜

[snow]私も休みになったのだ

snowもネット友人だ、そしてredとsnowは高校生であることもわかっている

[マヨ]なんのことだ?話が読めん

[red]まさかニュース見てない?

[マヨ]あぁ、見てない

[snow]早く見て!

言われてすぐにニュースサイトを持ってたスマホで開く、すると

『謎の異形発見、人を襲う模様』

添付されていた写真には胴体と髪が異様に長く、骨のような顔の女性のような存在が人間を喰い殺しているところが写されていた。

[マヨ]CGじゃ無いのか?

[snow]それは違う、生放送で2人目の被害者が出ていた、

[マヨ]snowが言うなら違いないか、それにしても高校休みかぁ……

[red]気づかなかったの?

[マヨ]しばらく休んでるからなぁ

[snow]そろそろ学校行ったら?将来大変になるわよ?

俺も高校生だがしばらく不登校気味だ

[red]流石!嫁さん!

[snow]嫁さんじゃ無いって……

余談だがこのネットゲームは結婚が可能であり、まだフルートが初めておらずredが始めたての頃、結婚で手に入るバフ効果の為に結婚した。

[snow]ただ、私の学校にも半年ずっと不登校の人がいるから気になるだけよ……

[フルート]もしかしたら同じ学校じゃねーの?

[snow]そうかな……少し買い出しに行ってくる

[フルート]あいよ、いってらっしゃい

[red]いってらー

[マヨ]いってらっしゃい

[フルート]おや、夫が一番最後ですか?

[マヨ]俺はリアルで夫じゃねぇ!

[red]そうかい

[マヨ]ちょっとあの怪物生で見てくるわ!

[フルート]いってらっしゃい

スマホ片手に家を飛び出して目撃地へ向かった

向かう途中、クラスメイトの冬木華(ふゆきはな)に出会った。

「貴方、登校していないのに遊びに行くの?」

「そう言う華だって遊びに行くのか?委員長なのにか?」

「呼び捨てはやめて、貴方とはそこまで親しくない、」

「で、委員長は平日なのに何故ここに?」

「今日のニュース見てないの?」

「ニュース、あぁ怪物のか、見てるぞ、俺の友人も休みになってた」

「貴方に友人なんていたのね」

「酷い!ちゃんと居るよ!女性の友人が!」

「貴方みたいな馬鹿の友達なんて同レベルばっかでしょうね」

これ以上傷つかないようにさっさと退散しよう

「それじゃ!俺は怪物見に行くから!」

「へぇ……喰い殺されないようにね」

急いで目撃地へ行く、そこにはいっぱい野次馬が居た、

人混みをかき分け、見るとそこには写真通りの怪物が居た、

しっかり見ても、着ぐるみらしさはない、着ぐるみにしては細すぎる、人の平均的な太ももくらいの腰の細さだ、しかも髪も本物っぽい、

「カーッ!凄えなおい!」

すると後ろから缶ビールを片手に持った20代前半くらいの女性が来た、そしてぶつかって突き飛ばされた、

「うわっ!」

「あぁすまんすまん私は草笛香苗って言うんだお前は?」

急に挨拶して来た、そしてあの顔の赤くなりかた、あれは凄い呑んでる

「こちらこそすみません、私は夕暮真夜です」

「ん?その声……マヨか?」

「なんで俺の名前を……その声はフルート!?」

ここで俺はネット友人との邂逅を果たしたのだった

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