表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
<R15>15歳未満の方は移動してください。

野良WEB作者の苦悩と葛藤

作者: 魔法の腕輪

初めに皆さんは執筆活動が嫌になった時はありますでしょうか? 僕は正直嫌になった時期の方が多すぎるくらいにあります。僕が執筆を

始めたキッカケは美少女ゲームのシナリオに

心底魅了されていたからでした。純粋にその

あまりに美しすぎるシナリオに感銘を受けて、

同時に尊敬もしていました。しかしながら、

それと同時にそれよりも遥かに強く嫉妬をしていた事も事実です。そのあまりにも強すぎる

嫉妬心はやがて大きな勘違いへと発展してしまうのです。


――あれあれ? これくらいなら自分でも書けるのでは? などと思い始めたらもう止まりません。気がつけば僕はノ○ターンノベルズに自分でえがいたシナリオを投稿していました。そんな処女作ですが終わった頃には総文字数、七十万文字を超えていました。当時の僕はとてももても我慢強かったのでしょう……


約三ヶ月程度で無理矢理書き切り、僕は無事に一つの役目を終えられたとホッと胸を撫で下ろした事を覚えています。ここまではよかった。


そう、“ここまでは” 全力を尽くし、全身全霊で書き上げた事は今でも少しは誇りに思えています。しかし、それを遥かに凌駕する展開が僕に待ち受けていたのです。それが所謂スランプと言われるものです。単純に調子に乗ったのでしょう、当時の僕は。


正直、今思い返して見ても荒く雑で本気で書き殴った処女作だと思います。それでも書き切った事によって、僕はまた違うシナリオを書いてしまったのです。日常生活と執筆活動。その

両立が出来無いと分かっていながら――


結果どうなったのか? 答えは未完のシナリオ達の屍の山です。数十作品を未だ完結させられずに、ずっと残り続けているのです。


読者の皆様には本当に申し訳ない事をしたと

ずっとずっとずっと、今日に至るまで絶対に忘れぬように胸に刻み続けてきました。


正直に申しますと、一度未完のまま放置してしまった作品に関しては恐らくはもう二度と再開出来ないと自分自身で悟っています。


プロットも何もかも作らず書いてしまった自分の駄目な部分のせいで恐らく、二度と未完の作品は完成には至りません。


そんな事があり、僕は今もずっと苦悩と葛藤を繰り返しています。本当はエタりたくは無かった。でも、エタってしまった。それが事実で

紛れもなく真実でもあります。


いっその事、書く事をやめてしまえばいい。

どうせお前は書き始めてもすぐにヘタるのだから。どうせ誰にも見てもらえないのだから……


そんな事を書くのをやめた後も思い続けてきました。それでも、どうでしょうか? 僕はそんな風にネガティブになっているのに、何故だが未だに書きたくて書きたくて仕方が無い――


生半可な覚悟で書けば、沢山の読者が悲しむ事になる。今度は完結させたい、今度こそ沢山の人に喜んでもらえる作品を世に残したい。


書けばエタるかも知れない、そんな思いと同時に今度こそ完結させて魅せたいとも思ってしまう。僕はプロでもなんでもありません。極々一般のただの人間です。それなのに、書きたくて書きたくてどうしようもない。完結させられるかどうかも分からない。そんな生半可で中途半端な自分なのに、書く事を諦め切れないでいるのです。


皆様にもそんな時があるでしょうか? もしかすると、僕だけの感情なのかも知れません。


一つ言える事はただひとつ。プロだろうと一般人であろうと関係無く、苦悩や葛藤があり、それがどれだけ無益であれ、なんであれ起こりうる事。この話を見られた読者の皆様は、なんて低次元な話をしているのだと思われてる事かも知れません。悲しいお話ですが、これが本当の現実です。そしてここからが本題となります。


――恐らく、このモヤモヤ感、苦悩、葛藤。

決着をつけないでいると、いつまでも消えずに残り続ける事を。だからこそ、僕はいずれ近い内、必ず全ての苦悩、葛藤、その全てを晴らす為、今度こそ逃げずに己と戦い、そして読者の皆様の想いに応える作品を世に送り出そうと思います。同じ想いや境遇をお持ちの野良作者の皆さんもおられると思います。


きっと、心に残り続けた後悔や無念、やるせない気持ちは作品を完全完結させないと晴れないでしょう。だって僕がそうですから……


ただ、シナリオが好きな奴であればどれだけ良かった事だろうか。だけど、この世は本当に非情です。一度でも執筆をしてしまえば少なからず、やり残したと感じる事は出てくる筈です。


それが今まで雑に書き殴ったものであれ、それが真剣に書き残したものであれ、なんであれ。


ずっとずっと、後悔が胸に残り続けるのであればそれはもう“本物”だと思います。


不完全のままで終わるのか、それとも抗うか。

“世の中は二つ”しか存在していません。


人生は一度切り、二度と同じ人生は訪れない。

たった一度の人生、そんな人生の中で書く事を諦め切れない人はやはり、本当に諦めるべきでは無いと僕は思います。そして、僕自身もやはり諦めが全くつかなったので、いずれ決着をつけに向かいます。


何度も何度も失敗し、後悔と挫折を繰り返し、

苦悩し、挫折を繰り返す人生。


それこそがリアルであり、“現実”です。


一度しか無い人生で、書く事が好きな人が書く事をやめてしまえばそれこそ勿体無い事だと思います。雑であれなんであれ、何か描きたい物語があるならば、最後の最後でも何でもいい。


また、立ち上がって、己の全てを懸けた作品を世に送り出しましょう!!


それが世の為だと僕は思いますから。それだけ書きたい気持ちがあれば、きっと想いも願いも誰かの元へ届くと僕は信じていますから。


終わりに。


僕は全く持って文才と言うものを持ち合わせていません。きっと文章の神様に嫌われているのでしょう。それでも、僕はその境遇を突破して魅せます。万人に受けなくてもいい、知らない人に罵られてもいい。僕は全身全霊を懸けて

本当に書きたい物語を絶対に完成させます。


世の中そんなものだと思います。例え負けるのが分かっていても、戦わなくてはならない時はきっと来る。そして立ち向かわなきゃならない時もきっと訪れるのですから。それがどれだけくだらないモノだとしても、なんだとしても。


その真髄は変わりません。執筆に限らず、人生においてもそうでしょう。いつかは来るのですから。己との戦いが。どんな事でもいい、心が折れてしまって再起不能だと思ってしまった方へ。僕を見てください。散々やらかしてもまだなお戦う意思は残ってます。


てめえでやらかした事はてめえで解決する。

これが世の中のルールでケジメですから。


皆様も後悔の残らぬ人生をお歩みください。

決して自分の信じた信念を曲げず、最後の最後まで戦い抜いてください。


以上、野良WEB作者の苦悩と葛藤でした。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ