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異世界を俺なりに楽しむ  作者: パーティーチキンカレー
始まりの森
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やる事確認と周辺探査


翌朝、空気穴から入ってきた朝日で目覚めた。


『灯り』を付け、『清潔』でリフレッシュしてから今日やることを考える。


「とりあえず、『引き換え券』からの、『タブレット』」


 すぐに引き換え券を一枚使い、10㌅の携帯タブレットに変えてアイテムBOXにはいっていることを確認した。


「よし!あるな。これに………あったあった!『錬金術』!」


 タブレットに錬金術を使ったことで[MP充電型タブレット]に名称が変わっていた。


「名前が変わるのか。まぁどれも頭に[MP充電型]って付くだけだろうな。それよりも、昨日考えた、今日なにやるか考えてたけど、全然覚えてねぇ。もう1度考えてタブレットにメモし、1つずつ潰さないとな。こういうのToDoだっけ?」



 アイテムBOXからタブレットを取り出し、『MP充電』を使って最大値の30までいれた。これでずっと使用したとしても、1日保つらしい。


「おし!今日はなにするかな?」


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 ①昨日歩いた川沿いを戻り、釣り。そこら辺の枝と蔓とピザの具でやる、

 ②木々は林?森?わからないが、森と仮定し、探索。

 ③モンスター、動物と遭遇したときは殺す。今のところ出来るか謎。

 ④森の探索時、果物や山菜を探す。

 ⑤トイレの制作。

 ⑥人里を探す


_________________________________________________________


「とりあえず、昨日と考えたことは違う気がするが今日はこんなものか?探索という名の散歩だな。」


 タブレットをベットに投げて、入口の土を『アイテムBox』に入れて、外にでた。

崖沿いで少し行ったとこに『掘る』で穴をあけ、周りを土で囲った。簡易のトイレの完成である。

 金属バットを片手に川沿いを昨日歩いた経路を歩き始めた。


「結構、見た目が似たようなものが生えているんだよな。『鑑定』!」


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【回復草】

ポーションの素材。

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【快適草】

リフレッシュポーションの素材。

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【毒消し草】

毒消し薬の素材。

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【回復し草】

回復草に似ているため間違えやすいが、ポーションにはならない。雑草。

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【ベジ草】

青汁にして飲むと、便秘解消。

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【ゆる草】

青汁にして飲むと、下痢解消。

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(いろいろな植物はあるが情報が少ないな?たまたまか?名前も適当だなぁ。ポーションがあるのか。自作できるかな?)


 今回はアイテムBOXの空きが少ないので採取は諦め、場所だけ覚えた。やりたいこと、実験検証したいことが、どんどん増えていきわくわくしていた。


「そろそろ森に入るか。定番のゴブリン、オーク、ウルフ系、スライム辺りがいるのかだけでも確認したいとこだな。」


 戦闘をするかもしれない緊張感が歩く速度を遅くしていた。少し歩いているといろいろな種類の果物がなっている群生地を見つけた。


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【リンカの実】

異世界のりんご。野生のためあまり甘くない。

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【ミンカの実】

異世界のみかん。野生のためあまり甘くない。むしろ、酸っぱい。

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【レンカの実】

異世界のレモン。もの凄く酸っぱい。

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(ふむふむ。野生の果物も結構あるな。面白そうだし、引き換え券を種に変えて農業がやれるかもな。)


 レンカの実を鑑定し終えたとき、近くの草が音を鳴らした。持っていたバットに力がはいる。


ガサっ!

 目の前にでてきたのは2㍍はありそうな大きなイノシシであった。

(鑑定EX)


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【マッドイノシシ】

レベル5:モンスター:雑食で好戦的。土魔法が使える。基本は体当たり。

牙、皮が素材になる。食用可能。


_________________________________________________________


 ついに第1モンスター発見!!

(まだ殺すことに抵抗はあるが、まさにこの世は焼き肉定食だ!ん?弱肉強食だっけ?

 まぁいいや。気づかれてない内に先制攻撃だ。)

 

 一樹はマッドイノシシの頭にバットをフルスイングした。


パンッ!!!


「えっ?」


 マッドイノシシの頭は弾け飛んだ。

 予想外の出来事に、一樹の視線は、バットと頭の無くなったイノシシを交互に行き来していた。

 一樹は生き物を殺したことへの忌避感を感じなかったことに驚いた。

 グロくなったマッドイノシシを見ても、吐き気がなかったことに驚いた。

 金属バットが強すぎることに驚いた。

 いつからこんなに好戦的だったのかと驚いた。


 一樹はたくさんの疑問を抱いたが、この世界で生きていけると確信した。





 『是是非非』

良いことは良いとし、悪いことは悪いとはっきり判断を下すことで、その間に私情をはさんだり、利害にとらわれたりしない。

公平で正しい判断や態度。

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