お前だったのかあああああああああああああああああ!!
あれから1分程が経過したお陰で、俺は少し冷静に考える事ができるようになった。
だが、問題はこれから。
見た事もないこの正体不明の美少女は、何者なんだろうか?
「お前は誰なんだ?」
俺は美少女に再度質問した。
「だから僕だよ、功君」
脳内分析
外見 金髪ツインテールの美少女
口調 僕っ娘
服装 女子高生が着てる様なブレザーに、軍服風のロングコートを羽織っている
親密度 膝枕してくれるぐらい心を許している
分析結果
俺にそんな知り合いいない。
「誰なんだよ、お前は!!」
考えてみるも、心当たりがない。
そもそも、こんなエフェクトのかかった聞き取りにくい声の知り合いなんて。
「……ん?」
声にエフェクトがかかっていたが、この女の声に聞き覚えがあるような。
「うーん……」
腕を組み、もう一度考え直してみる。
「……まさかとは思うが、お前は佳君か?」
「そうだよ」
女はコクリと頷いた。
信じられない事だが、彼女の声は間違いなく佳君の声だった。
「ああ……」
この事実に、俺は体が足元から崩していく様な気がした。
わずかな間とは言え、本気で佳君に恋心が芽生えてしまった。
もっと早く気付くべきだった。そうすれば、そんな気持ちが芽生える事もなかったのに……。
自分の考えを激しく後悔した。