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プロローグ
『美少女が好きだ!』
『美少女と恋したい!』
『美少女になってみたい!』
なんてことを思春期の男子ならを一度は考えるものだ。
だが悲しきかな。現実はそんなに上手くはいかない。
現実の美少女は高嶺の花だ。十把一絡げの中の一人に過ぎない俺では、美少女と付き合う事なんて無理だろう。
そして、美少女になりたいなんて非現実な願いなど、叶うわけがない。
だから俺みたいな冴えない男は、美少女とお付き合いは恋愛ゲームをプレイ。
美少女になりたければ、美少女のアバターを作成して楽しむしかない。
『所詮、男はくたばるまで男』 そう思っていた。
あの日、あんな出来事が起こるまでは――――――。