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2.異世界転生完了

 何も無い空間に放り込まれる。

 今度は白いだけの空間ではなかった。

 1回呼吸をしただけで分かるほどに澄んだ空気。

 緑があり、木々があり、近くに綺麗な池がある。

 元いた世界の都会で過ごしていたのでは感じることのない爽やかな気持ちになり心が弾む。


 しばらく感動した後、俺はふと疑問に思う。


 俺どこにいんの?


 とりあえず周りを見回す。

 分かることは池があって、森が広がっていて、木のないところには山が見える。

 目の前の山が見える辺りに近づくとすぐに場所が分かった。

 どうやら俺は崖の上にいるみたいだな。

 崖から顔を出した時あまりの高さに足がゾワっとした。

 落ちたら確実に死ぬであろう高さと、そこから更に広大な森林が見える。

 あれから天使は見ていないし、ナビゲートみたいに声が聞こえることもない。


 やばくね?俺もしかしてこの崖の上からどうにか降りないといけないの?


 先の事を考え困惑していると、山の方に元いた世界では確実に見なかった生物が現れた。


 龍だ。ドラゴンだ。赤い色の鱗を纏い翼を広げて天に昇っていく。


「すげぇ……」


 その光景に俺は感動し、思わず声が出る。

 この世界に来てから俺は自然に感動しっぱなしだ。それほどにも前の世界では自然には関わりがなかったのだろう。

 絶景巡りとかする人達の気持ちが今更分かった気がする。


 しばらく俺は感動に浸った後、異世界に来たのだという実感を得た。

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