第1章『異世界来訪』第1話~こんな訪れ方はイヤだ~
~変更点の報告・改②~
マイページで報告した通り変更をします!
第○章『○○○』第○話~○○○~
…といった感じに順次修正していきますので宜しくお願いします!
…突如訪れた浮遊感に身を任せ《異世界》に向かう事になった俺は、未だ光に包まれていた…
体感からして1分もたっていないとおもうんだが…正直、よくわからない。
ただ…目的地に向かって近づいている事だけは理解している。何故なら身体の奥底から徐々にだが沸き上がる何かを感じるからだ。
…というか、眼を凝らして見ると俺の身体から時折ではあるが透明感のある…何これ、気?それとも魔力?…みたいなのが出てくるからだ。
たぶんだが、これが義母さんの言っていた《力》ってやつか?
「うーん……むむ?こうか?」
…コントロールが難しいなぁ、自然と漏れでてくるぞコレ…
………………とまぁ、四苦八苦しながら《気》を何とか制御する事に成功するとほぼ同じタイミングで、何やら光が途切れているのに気付く
ようやく《異世界》とやらについたか?
…さっきまで《気》を制御する練習をしていた時、コレが当たり前のようにある世界ってどんな所なのか結構楽しみにしていたのは不謹慎なので義母さん達には内緒にしておこうと思う…うん。
なるべくクールにいこう!
そう、俺は大事な家族の為に世界を渡ってきただけなのだから!
…………ん?何か大事な事を義母さんに聞き忘れてないかな、俺?
「……俺のやるべき事…まずは千鶴を捜してから義母さんと合流する、だよな」
……捜す……どうやって?
闇雲に歩き回る…?
というか、言葉は通じるのか?《異世界》だよな?異なる世界と書くから《異世界》だよね?
気がつけば近付いてくる切り開かれた空間……そこから視界に映るのは1面のスカイブルー的な……的な……ん?あの白いのは雲?へぇ、地球に似ている所もあるのか?
ふむふむ。空気が美味しそうだなぁ……お?下には一面の青!ってことは海だな!おぉ~凄いなぁ、ここ!流石《異世界》の名は伊達じゃないってことか!それにしても見渡す限り地面が全く見えないぞ…………ん?あれ?
って、まてまてまてまてまて!?
「ちょっと待ったぁぁぁぁぁぁぁ!?」
俺は身の危険を察し、待ったを叫ぶも当然ながら誰も居ないので反応は無かった。
つーか、どんどん穴が近くなってくるんだけど!?コレって俺の行き着く先があの『穴』で間違いないよな!?
地面はどこぉぉぉぉぉぉぉぉ!?
いやいやいや!!地面もそうだけどさ!それよりもさ!
「高すぎるだろぉぉぉぉ!?」
そう!一番の危険要因はこの高さだ!!
地面があってもこの高さじゃ間違いなく、潰れたトマトなんて比較にならない悲惨な事になるぞ!?間違いない!!
…………あ、もう穴が目の前だ。この速度と穴の距離から判断すると……ははっ、カウント2でお釣りがくるかな?
はい、いーち……に……
「っ、おぉちぃるぅぅぅぅぅぅぅ!?」
さて、本編第1話もフツーじゃない始まり方ですがこういうのもありだと私は思いたいです!