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第4章『父娘、救出・前編』第7話~協力者②~

「…理解に苦しむ。何故、俺が女だと驚く…?」


ギロリ…とローブのフードから一瞬見えた『金色に輝く瞳』に睨み付けられたアルベルトは、この『動けない』事がつい最近にも体験した事に似ていると思った…いや、『思ってしまった』…すると、次々と頭に浮かぶのは自分に対し屈辱を与えた《魔女(ヴィーチェ)》と、その抹殺を妨げつつ撤退の流れに持ち込む要因となった《邪魔者(トーマ)》に対する憎悪である…



ドクン……



「ぐっ…これは……あの小僧(・・)と似たような術か…?うぉっ!?」

(……なんだ?今の疼きは……)



急に束縛が解かれたアルベルトは、すぐにローブ姿の女(?)を見ようとするが…殺気に当てられたせいか腰が抜けてしまい、その場に座り込んでしまう



「……似たような?今のと同じ事を出来る奴が相手側に居るのか?……どんな奴か情報を出せ」


「へぇ……?ユーリちゃんが誰かに興味を示すなんて思わなかったわぁ?お姉さんも気になるわぁ?」



「まぁ、僕達が呼ばれた時点でフツーの相手じゃないでしょ?ねぇ隊長(リーダー)?」


「そうだね……余程、腕が立つ相手かもしれないね。今回は現場指揮官から情報を貰うよう依頼されたから私も詳しく無いんだが………。ユーリ、もしかして心当たりがあるのかい?」



アルベルト達を除く三人がユーリに顔を向けると、ユーリは一瞬顔を伏せるがすぐさま鬱陶しげに顔を上げ…()三人(・・)の後ろから同時(・・)に発した



「「「五月蝿い、囀ずるな…殺すぞ?」」」



「…あらまぁ、お姉さんビックリ♪」

(予備動作無しで…背後を取るなんて、お姉さん驚愕(ビックリ)しちゃったぁ~…うふふ♪流石は先代達(・・・)を相手にして生存(しょうり)し続けただけはあるわぁ…一時的とはいえ、仲間(わたしたち)に対して、この純粋な殺気……はぁ…ゾクゾクするわねぇ♪)



「これは参った…僕らの背後をこんなにも容易く取るなんて…ユーリさんって、本当に人間?」

(これが……暗殺者集団(アサシンギルド)歴代最強(ゆいいつ)の…英雄殺(レジェンドスレイヤー)し……声からしても外見からしても…こんな幼い少女がどう間違えたらこうなるんだろう?…実は外見よりも長く生きてるのかな?)



「……失言でした、ユーリ。隊員(メンバー)の詮索をしないのが私達の(ルール)でした…。例えそれが今回のみだったとしても、ね。」

(……八神将が一人《剣聖候リンネ》とギルド最強の暗殺者《英雄殺(レジェンドスレイヤー)し》……そして我々、特務暗殺部隊まで1ヶ所に戦力として投入とは…たかだか一人の《神器保持者(アーティファクト・ホルダー)》を捕縛するだけでここまでする必要があるとは思えないですね……この筋書(シナリオ)き…上手く誘導されてますが、とてもアルベルト殿の裁量でどうにかなるとも思えない……なら、やはり宰相閣下?でも、何の為に……)



「…………次は無い、言葉には気を付けることだ。それと、そこの指揮官…さっさと質問に答えろ。不可思議な術を使うのはどういう奴だ?」



いつのまにか合計で四人(・・)になっていたユーリは一人になり、アルベルトの目の前に立っていた


「あ、あぁ…」


1分も経たないうちに次々と現れた現実離れした出来事にさしものアルベルトも逃げ出したい気持ちに駆られていた……



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