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第4章『父娘、救出・前編』第2話~まずは現状確認②~

本当はなかなか強い筈のジオ達、四騎士の面々なのに…雑な扱いになってます(汗)

「…なるほど、トーマは一国(ガルディア)相手に救出劇(おおさわぎ)をするつもりなのじゃな?」


「ダメか?」


冬麻の意志を汲み取ったヴィーチェはニヤリと笑うと、リンネ、ウルリカ、ミューレへと順番に視線を向けていく


「くくく♪ならば、最低限の作戦は必要になるのぅ…(トーマ)は城で派手に暴れつつ人が集まってきたら…」

「交戦しつつ、ゆっくりと城から離れる…兵士や騎士達を引き連れて…か?」

「ほぅ?なんじゃ、わかっておるではないか♪」


ヴィーチェと冬麻が楽しそうに話すのを見ている三人(ミューレ・ウルリカ・リンネ)は…若干、引いていた…


「あの二人…国を相手に一騒動(けんか)仕掛けるってのに嬉しそうに話してるね?」

「…ヴェル殿はガルディア王国を心底、嫌っておりますので…王族と腐った重鎮連中が、慌てる様子が見たいのでしょうなぁ…」

「…でも、表だって騒ぐと私達(トゥール)だけじゃなく有翼種族全体と人族全体の問題に発展するかも…だから、トーマさんが一人で暴れるって事なんだよね?」



ミューレの言葉に他の二人も同じように理解してるので、どう言葉を返すべきか些か黙ってしまう…



「本来は私達がヴォルフ団長を助ける為に動かねばならないのに…団長達は城の中…私達はアルベルトの監視下に置かれているので動くに動けず……そこで旧友であるヴェル殿の助力を得る事を思いついて、どうにか接触するべく『トゥール族』の《神器保持者(アーティファクト・ホルダー)》であるミューレ殿、貴女の捕縛任務を進んで受けたのです」

「…もう隠すつもりないけど…ミューの《守護者(ガーディアン)》である私を前にして、利用する腹積もりだったとよく言えたね?」


怒りの(プラーナ)を漂わせたウルリカはリンネを睨み付けると、リンネは甘んじて受けるべく沈黙してしまう


「…ウル、私は大丈夫だから…ね?リンネさん達も大切な人達をどうにか助けたくてヴェルと会わなくちゃいけなかったんだから…許してあげよう、ね?」

「……………………ミューが許すなら…仕方無いから私も許す」

「……感謝します、ウルリカ殿。ミューレ殿も、申し訳ございません…この恩は必ずお返し致します」

「え?そんな、恩だなんて…それよりも、一刻も早く団長さん達を助けましょう!ね?」

「はい!ご助力感謝します!」

「おー!ミューの敵は私の敵だー!」



「……盛り上がってるところ悪いが、リンネはともかく、ミューレとウルリカは居残りだぞ?」



「「…………」」





「「えー!?」」



「……いや、だって、二人を連れていってもしも見られたらさ?有翼種族だってバレるじゃないか。ちなみにリンネは潜入して二人を救出する役割だからな?ガルディア最強の戦力なら失敗の確率は低いだろう?」



「え~!じゃあ、ヴェルも留守番?」

「いや、ヴィーチェは多種多様な魔法が使えるから遠距離からの支援要員(サポーター)として連れていく」


「ずるい!」

「うぅ…私は治癒魔法は得意ですがそれ以外はちょっと自信がありませんから仕方無いですね」



「ほっほっほ♪トーマと婚前旅行なのじゃ♪」

「違うから」

「あの…城に向かうのは私達三人として…こっちにいるアルベルトはどうします?傭兵騎士団の本隊もいますけど…」



…………?




………………………




「おお!?存在をすっかり忘れておったわ!」←ヴィーチェ

「誰だそれ?強いのか?」←冬麻

「………?」←ウルリカ

「騎士団もいるんですか?今の集落の戦力で大丈夫かしら………」←ミューレ

「………ま、まぁ…こっちにはクルツの他にも私が信用してるジオ達、第3部隊の実力者達も…」


「あ、そのなかにいた魔術師(フィン)は俺が倒したな」

「…はい?」


「残りの三人は私がミューと一緒に綺麗に片づけました!」

「いや、私…何もしてないよ?ウルが一人で倒しちゃったんだよ?」

「………」

「すまぬな、リンネ…」


「………いえ、流石はヴェル殿のお仲間ですね?皆さん、お強い…あはは」

(ということは、クルツとこの二人にコチラ側の騎士達とアルベルトをどうにかしてもらう…と、ジオ達を上回るなら戦力としては十分だけど…頭数は足りない…なら、いっそのこと(なにもかんがえない)でごり押ししてもらうのが一番かもしれませんね)



いつの日か…彼らが再び戻ってくるのを待ってて下さい!

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