第3章『2つの神器』第10話~龍帝様の興味本意は騒動を呼ぶ~
本日で、作品を書き始めて1ヶ月丁度となりました!
めげずにやれたのは、これも足を運び続けてくれた皆様のおかげです!
本当に感謝してます!
これからも宜しくお願いします!
風が穏やかに、頬を撫でるように辺りを流れはじめて10分近く経つ現在の状況……
まず、冬麻は…《神器》と《固有魔法》の同時発動で発生した負荷による相乗効果の消耗に耐えられず、ヴィーチェの無事を確認する前に気絶し倒れてしまっていた……
〔トーマさん、起きてくださーい。おーい、トーマさーん〕
今は龍帝が冬麻の心に語りかけていた(理由の七割が暇潰しだが)が……反応が無く、どの言葉で反応するか試していた(今後、冬麻でどう遊ぶか確かめるつもりらしい)
〔そういえば…トーマさんって、ヴィーチェさんとウルリカさんのどちらが好きなんですかぁ?〕
(…………)
〔あ、当然見た目じゃないですよ~?〕
(…………)
〔じゃあ何だ?ですか?そりゃあもちろん……押し付けられてたアレですよぉ♪で?どっち?〕
(…………)
〔…………無視ですか。おかしいなぁ?ん~……〕
〔……そういえば~義妹さんは大丈夫でしょうかねぇ?〕
ピク…
〔お?(微かに反応した?)……こんな危険な世界に女の子が一人でいたら…〕
(…………)
〔……襲われるかも?〕
(ッ!!)
気絶しているのに気(怒りを象徴するように揺らめきながら)が身体から立ち上ぼり始める
〔あ、反応した……なるほど、コッチ系なら無意識でも反応するんですか~〕
〔……そ・れ・と、義母さんはとても良い身体していらっしゃいますねぇ?あれほどのスタイルだと引く手数多でしょうねぇ?〕
ピクリ
〔(おぉ!?キタコレ!?)いやぁ……お二人とも、この世界で無事に生きていけますかねぇ?大丈夫かな?安全な場所に居るといいですねぇ?〕
ゴゴゴゴゴ…………!
〔あっはっはっは!なるほど!コッチなのですか!?これは面白い!〕
ゆらり……
〔ん~?人の気配が近づいてきますね?残念ながら今の同調率では、精神体として姿を固定できないので~トーマさんの視界が私の視界になっちゃうんですよね。生命探知による位置確認はともかく、姿形は今は見ることが出来ないので…早くトーマさんには起きてほしいんですか…さて、今の私では相手が誰なのか判別が解りません!ヴィーチェさんなら良いのですが…リンネさんだと、捕まっちゃうんでしょうかねぇ?〕
〔まぁ、何はともあれ!そろそろ本気で起こすとしましょうか♪〕
近付く気配がヴィーチェである事を信じて龍帝は冬麻を挑発する言葉を投げ掛けていく
〔ほら!いいんですかぁ?義妹さんが見知らぬ男の嫁になってしまっても?〕
ゴゴ……
(……ふ…………んな)
〔(反応が強くなった!)ふふふ…いいのかなぁ!?義母さんが見知らぬ男と再婚しちゃってもぉ?〕
(…………俺が……俺の……)
〔……ん?今、何て?〕
くわっ!!
怒りを顕に両目を見開くと同時に、両腕を大事な者を逃がさないよう掴み取るように目一杯伸ばし…何かをその手に掴みとる!
〔やれやれ、ようやく目覚めましたか…さて、外はどん…な……感じに………あっちゃあ……やっちゃいましたねぇ、トーマさん♪〕
「ふざけんなぁ!?誰が許そうと俺が許さん!!俺の『大事な女』は俺が護るって決めてんだ!邪魔する奴は「きゃあっ!!?」ぶっ飛ば…………きゃあ?」
伸ばした冬麻の両手は…近付いていたリンネに届き…リンネの大事な部分を鷲掴みにしていた……この出来事を、冬麻は後に語る……穴があったら入りたい……と




