第2章『最強の居候は世間知らず』第2話~神器保持者(アーティファクト・ホルダー)の宿命……の話の筈が?~
「何じゃ、その顔は?もしや《神器保持者》を知らんのか?」
ヴィーチェの怪訝そうな問いに冬麻は静かに頷く
「正確には《神器》そのもの、だ。俺の世界にはそんな反則アイテムは無いからな」
歩き出す冬麻(ウルリカに肩車されたまま)に並び立つようにヴィーチェは続いて歩き始める。
「あぁ、そういえばミューレが主を《異世界人(迷い子)》と言っておったの。それなら納得じゃな」
「そういうことなんで、教えてくれ」
「態度がデカイのぅ、お主…」
目を細めて冬麻を見るが、冬麻はどこふく風でヴィーチェから視線を反らす
ちなみにウルリカはようやく通常運転となり…
むにゅむにゅ
「…………」
「…………」
「……はふぅ」
「のぅ……お主」
「何も言うな…」
「…………ん」
「「………………」」
「……ふぅ」
…………
………………
「で、興奮したのか?」
「どう、興奮した?」
「うるせぇよ!?」
(なんなんだよコイツら!?)
「ちなみに私は興奮した!」
「お前がしたのかよ!?」
「少し見ぬ間に成長したのぅ…ウルリカよ」
「間違った方向だけどな!つか、感動すんな!」
…………
「「はっはっはっは♪」」
「何なのこの痴女姉妹!?」
……いかん、突っ込みで疲れてきた…。
「む?聞き捨てならんのぅ?誰が痴女じゃ!」
「…違うのかよ?」
「無論じゃ。妾もウルリカも誰彼構わずこんな事はせぬよ?」
むにゅむにゅ
…………
「で、妾の感触はどうじゃ?心地良かろう?」
「…………やっぱ、痴女じゃねぇか……」
「気持ちよくないかの?」
「……気持ち良いです、こんちくしょう……」
…………すまん千鶴、義兄さんは汚れちまったよ……
「「いぇーい♪」」
ウルリカとヴィーチェはハイタッチして、満足げにしていた……人をからかって何が楽しいんだか……
「で?続きは?」
「「!!」」
二人が急にモジモジし出した。なんだ?
「だ、大胆じゃのう…こやつ」
「でも、冬麻が求めるなら私は…いつでも」
…………
………………はっ!?
「ち、違う!続きってのは話の続きの事だから!《神器》の話の事だから!」




