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プロローグ①

お初にお目にかかります、笹花つばさと申します。

拙い文章ではありますが、どうぞ宜しくお願い致します。


「…………」

……なんだ、ここ…?

何も見えない……何だかふわふわ?…妙な感覚がする…


(お……い…ト……さん)


「…………」

……?……これは…声?


(…起き…くださ…トウ……さん…)


「………」

……間違いない、誰かの声が聴こえる…女性の声みたいだけど……


(起きて……トウマ、さん…)


「…………」

……トウ…マ?誰だ?……って、声が…出ない?


(あぁ…良かった……ようやく反応が返ってきましたか…)


「……?」

…ようやく?いや、それより誰だ?…こっちは声が出せないのに……っていうか、何も見えないんだが…何だ、ここは……


(落ち着いてください、トウマさん。……まずは私の手を取ってください…私はあなたの目の前に居ますから…)


初めは単話が短めが少し続きますが、徐々に長くなっていきますので御了承くださいませ。

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