プロローグ
初めて書きます。
プロローグなので短いです。
意味が分からない箇所も多々あるかもしれませんが、優しい目で見てくれると助かります。
西暦1ーー創造の神ガイアが生まれ、水や空気が豊満なアルトラという世界を創る。世界によって生み出された者が人間達である。
世界を創り終えた後、ガイアは姿を消した。
西暦500ーー魔王、神王が誕生する。
魔王は闇である魔の者を従える王。神王は同胞である神達の中でのトップに君臨する王。
そして誕生して間もなく、2人の王は争い合う。まるでそれが運命だと決められたように。
西暦750ーー竜王、獣王、海王、狂王、斬王、死王、牙王が誕生する。
竜王は竜を従える王のこと。竜一頭の力は一つの国を滅ぼせる程の絶大な力と言われている。
獣王は文字通り獣の王。獣の中で最上位に君臨していて身体能力、嗅覚は九王の中でもずば抜けている。
海王は水を司る王。しかし本来は男を誘惑する事が得意な海乙女。故に海王は必ず女で生まれてくると言われている。
狂王は負の感情を武器にして戦う王。元々は優しい者であったが負の感情が溜まりに溜まり抑えきれなくなり狂王となった。
斬王は剣や斬撃のスペシャリストと言われている。この二つに関しては狂王以外斬王に適う者はいないと言われている。
死王は死を司る王。死の底から這い上がってきたアンデット的な存在。故に死王はいくら死んでも己の力で復活が可能。
牙王は生まれては来ない存在だった。ガイアは元々八王にするつもりだったのだが手違いで九王にしてしまったとのこと。
己の持ち味である牙を使って戦う。そして牙王は吸血鬼でもある。
西暦1000ーー竜王が滅びる。
竜王の力は絶大であった。故に神王、魔王は休戦をし竜王の排除を優先した。当の竜王は魔王達を倒す術を持たず、敗北。二度と現れるようにと肉片残らず排除したとのこと。
しかし、死ぬ寸前に竜王は己の力と肉体を切り離し力だけはその場を逃れられたと言われている。
西暦1500ーー勇者出現。
魔王、神王が力を持ちすぎた為世界のバランスを崩さぬようガイアが勇者を創り出した。
本来の勇者は魔王を討伐する存在だが、この世界では神も含めて討伐する運命がある。
しかし、勇者は神王、魔王のどちらも倒すことは出来なかった。そして勇者は力をつけることにした。
西暦1800ーー斬王に異変が起きる。
各王は死ぬ手前で後継者に王の力を伝承すると言われている。そして斬王も後継者である男に力を伝承させようとしていた。
しかし、その男は既に力を持っている為伝承は失敗した。そこで斬王は歴代最強の斬王を創ることを決心する。適合できるかは否、だが斬王は己の力も男に無理やり伝承させたのだ。男は無理に力を受け取ったことにより暴走した。
ーー力を制御したいか?
何者かが男に囁いた。
ーー制御したいのなら我に誓え。神王と魔王を殺すと。
男は神王と魔王がどれだけ強力な存在かを理解していたが、了承した。
ーー我の名は白狼フェンガルト。この名を主に捧げる。我の力存分に使うがよい!
白狼の声は男に告げ消えていった。
そして男は決意する。白狼という名にかけて神王と魔王を殺すと、男の顔からは笑が溢れていた。
その男の名はフェン・ルタナーゼ。