お嬢様はミルクティーがお好きなようです
まだ勢いが衰えずに書いている作者です!でもそろそろ眠いかもです…
前回でレイの紹介ができたので、そろそろ話を進めたいと思いながら書きましたが、どうなるんでしょうか?
そろそろタイトル詐欺だと言われそうで恐くなって来ました。
訴える前にとりあえず読んでください(汗)
朝6時15分
広間に行くとレイが言っていた通り、父さんと…
…うん?お嬢様が全員親を様付けで呼ぶわけじゃないんですよ?
私は堅苦しいのはあんまり好きじゃない方なんです。だから私は他のお嬢様と違って割とフランクな感じで通って……
…え?知ってる?
あぁ…そうか……普通のイメージだとお嬢様はベッドの上でポーズ取ったりしないですもんね……
でもこれだけは言わせて……
私は正真正銘のお嬢様なんだかんね!
…………コホン
ということで、父さんとレイがすみの休憩スペースに腰を掛け、コーヒーを飲みながら私を待っていた。ちなみに私はコーヒーは嫌いだ。朝はミルクティーが良い。
「ああ、来たね。おはようハル。よく眠れたかい?」
「うんとっても、誰かさんのおかげで寝覚めはあまり良く無いけどね」
と、さりげなく八つ当たりを挟む。
当事者は少しピクッ、として唐突に眼鏡をふき始めた。やーいやーい(あれ?レイが悪いんだっけ?)
「ははっ、それは災難だったね。そしたらレイ、ハルにもコーヒーを1杯頼めるかな?」
…………もう一度言うけど私はコーヒーは嫌いだ、この男は娘の好みも覚えて無いのだろうか?
「かしこまりました」
かしこまるなよ!あんたは知ってるでしょうがいつも私の世話してるんだから!
…………ハァ、仕方ない
「ゴメン父さん、私その…コーヒーはちょっと……」
「うん?あぁそうか、すまないすまない」
やれやれ、我が父親ながらつい声に出してツッコミそうになっ
「ハルはジョージアよりボスの方が好きだったのか。聞かずにいてすまないね」
その、ってそーゆー意味じゃねーよ!ちょっと気ぃ使って申し訳なさそうに言ったんでしょーが!ていうか財閥の当主がジョージヤて!ボスて!
「いや、そうじゃなくて。私コーヒーはちょっと苦手かな~って」
少し声が震えた気がする、そのうち堪えきれなくなって、おいコラとか言っちゃいそうだ、でもここまで言えば流石に
「ほう、苦めのコーヒーがいいとはハルも成長したな。そしたらブラックコーヒ」
「ざっけんなゴルア!いい加減にしろぉ!とっととリプトンのミルクティー持ってこいやあ!」
…………想定を越えてしまった
「まあまあ落ち着きなさいハル、それにしても令嬢がリプトンとはいかがなものかと」
「ジョージヤに言われたかないわ!」
「ジョージヤじゃないジョージアだ!」
「どうでもいい!」
………………こんな不毛なやり取りをするために私たちは呼び出されたんだっけ?
第3話を読んで頂き、ありがとうございます。
しかしながら、彼等は一体何をしているんでしょうか?
作者の私もわからなくなってきました(笑)
でもここまで読んでくださった皆様に言っておきます!次回で話が大きく動きます!もう本当に動かします!多分!
それと次回から、1話を少し長くすると思います。
気づいたんですが、これまでの話って量が少ないんですよね…
書いてる身としてはがんばってるつもりなんですが、まだまだのようです。
それではまた次回!よろしくお願いします!