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エピソード1
「あぁやっべぇ マジで時間ねぇ」
叫びながらリビングに向かって走って来た湊
その姿はまだ、制服ではなくパジャマを着て髪の毛は寝癖でボサボサの状態であった。
その後ろをゆっくりと歩いてリビングへと入ってきた
凛空とシュンは2人揃って「湊兄ちゃんは朝から元気いいねぇ」と茶化しながらリビングに入ってきた。
その様子を椅子に座って眺めていた蒼真だったが、
「おい 湊朝からうるさい」
「少しは静かにできないのか」落ち着いた声で湊に言う。
「よし準備完了〜」元気よく湊が玄関に向かう
ひと足先に玄関にいた凛空とシュンであるが、
湊が玄関に向かって走ってきたその後ろを蒼真が静かに歩きながら玄関へ…
そして出発の時間
「今日の放課後は一緒に帰るか?」
蒼真が凛空とシュンに優しい声色で問う。
「うん 一緒に帰りたい」喜んだ声で2人は蒼真に返事をした。
「んじゃあ 校門の前で待ってるからな!」
元気がいい声で2人に言う。
宮本家の日常始まったばかりである。