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おじさんのちょっとした日常  作者: うにの天ぷら
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プロローグ

はじめまして、うにの天ぷらです。

リンクに飛んでいただき感謝してます。

不定期更新でのんびりやるつもりです。

作者はおじさんじゃないので、忠実なおじさんではありませんがフィクションですので、こんなもんかぁと思いながら読んでくださると助かります。ではでは…

どうもおじさんです。ちょっとした自己紹介でもしようと思います。

名前は、そうですね【山田】とでも名乗りましょうか。私は一部上場なんて掠りもしない、何ともない中小企業に勤めていまして、部長くらいの役職につき、家族はいないまま1人で暮らしてます。そういえば、少し前からペットを飼おうかなと思ったんですが、これがまた大変で…。今暮らしてるマンションは交通の便は良くても、色んな制約が多くてその中の一つにペット禁止とあります。まぁ今更引っ越すつもりもないし、諦める方が簡単かなと思いつつ、残念な気持ちがあります。

そんなことはさておき、私の見てくれが酷いんですよね。顔は中の中くらいと自負しておりますが、渋みもなければ童顔でもなく、自分で言ってて悲しいのですが凡庸な、いわゆるどこかでみたことあるような、そんな顔です。こんなに詳しく説明していたら、メンタルがボロボロになりますね。もっと良い意味で特徴的ならと思ったことは星の数ほど。身長はだんだんと縮んできていて、今はもう169cmしかないんです。学生の頃には173cmくらいはあったのにな…。正直、こんなに縮んだのはデスクワークがどんどん増えていったことと、それによって加速した体重の増加なんじゃないかなって思ったり、思わなかったりして…。昔は痩せてたんですよ、BMIが正常値であるくらいには。あぁ、昔なんていうとよっぽど年寄りなのか?って思いますよね、まぁおじさんなんで結構いってるんですけど今年で47になります。ほんとにおじさんでしょ?そういえば今日、歳を感じた出来事がありました。それは会社でのことでした。



仲の良い同期がお昼休みに声をかけてきました。

「よぉ山田、最近調子はどう?」


「急にどうした?」


「いやなぁ、最近娘が聞いてきたんだよ。お父さんって時代遅れって感じだから、最近流行りのこととか少しはわかってた方がいいんじゃない?って」


「それがどうかしたの?」

彼、下田君には娘さんがいて、今は高校生くらいかな。反抗期はあるものの、彼の立ち回りや発言が気に障らないのか毛嫌いされてないみたいです。


「それで、最近のことを調べてみたのよ。流行りの曲とか、服とか、SNSとか。色んなこと知れてよかったんだけど、難しくてさ。でもそこでふと思ったんだよ、そもそも流行を知らないことはまぁいいとしても、それが何なのかヒィコラ言いながら調べてる自分そのものがいるってことに」


「まぁ知らないことを調べるのは普通じゃない?」


「でもさ、最近の子は調べるってよりも知らず知らずのうちに知ってるって感じだろ?」


「確かにそうだけど、それは仕方ないって」


「昔は俺らもそんなことなかったじゃん?そう考えると歳とったんだなって思ったわけよ」


「そう言われてみれば…。」




確かに昔は、誰かから聞いたり、テレビで見たりなど自然と知らないことが少なかったように思います。こんな話をお昼休みにのんびりしてることも歳をとったからこそできることなのかも知れません。時間をかけてのんびりと。一概に悪いとは言いませんが、フレッシュさがないからこそ、悠々自適な生活を余裕を持って過ごせているのかも知れません。経験不足からくる焦りが減っている、なんてことも大きな要因だったりして。結局のところ、歳をとったと感じた昼下がりでした。

お読みいただきありがとうございます。

文字数や投稿頻度などは、基本的にのんびりやるつもりです。ただ、できる限り読んでくださる方がいる場合は頑張って更新しますので今後ともよろしくお願いします。

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