5 追放前
かなり序盤は描写もあっさりで行きます。
あまり得意ではないのもありますが
長くダラダラと序盤が長引くのが嫌いなので...
追放を告げられた僕は少しの間何も考えられず
その場に立ち尽くしていました
そこに
『待ってください、彼は僕たちと同じ世界のそれに顔も知っている仲なんです、彼だけを追い出すのは考えていただけませんか』
佐藤くんがそうイージさんに話しかけた
『申し訳ありませんが、この王城内に王の許可のない者を置いておくわけにはいかないのですよ、ただ追放という言い方が悪いのかも知れないですが国から追い出すわけでもありませんよ。
役に立たないものが生活を保証されれば貴方達の気力にも関わってきますのでね、ご理解いただけませんかな?』
佐藤くんは苦虫を嚙み潰したような顔で
『そう・・・ですか』
そしてこちらに佐藤くんが来ると
『本当に申し訳ない、僕にはどうしようもなさそうだ
こちらも王様達の機嫌を損ねるわけにもいかない
ある程度自由が出てきた時は困った事があれば力になれそうなら手を貸すよ。』
「わかったよ、佐藤くん、意見を言って貰えただけ僕は嬉しかったよ。」
僕は本心を告げた
『なんであいつあんなに余裕そうなんだ?』
『頭おかしいんじゃないか?』
『平然としているというか、興味がない感じにも見えるね。』
クラスメイトがある事ない事言っているけれど
違うんだよ、驚きすぎて何も考えられないんだ
『マサトと言ったかな、この兵士が君をこれから街を案内してくれるそうだ、それとこの袋の中には金貨が1枚銀貨と大銅貨が10枚ずつ入っている。これを使いながら職を探すといい。』
僕はイージさんから袋を貰うとみんなのいた部屋から退出させられた。
まだお金を貰えただけ温情かもしれない
ラノベとかだと着の身着のままで追い出される事が多いイメージもあるしね
まだ絶望するには早い、そう信じ案内の兵士さんと共に
街へ向かいます