47 謝罪
『もしかして、久瀬くん、ですか?』
そう、声をかけられました
「えっと・・・?」
『あっ、そうですよね、覚えてるわけないですよね、あの時見捨てる事しか出来なかった私達の事なんて・・・』
彼女はそう言うが確か白崎さんだったはず
僕はそこまで酷い人間じゃないですよ
ちゃんと覚えていますよ!
「白崎さん、だったかな?」
『覚えていて、もらえたんですね』
「流石にクラスメイトの事を完全に忘れるほど僕は薄情じゃないですよ?それにあの時の事はあまり気にしていないから気を負わなくていいですよ」
僕は本心のままにそう伝えました
今思えばあの時出て行かされたのは当然でしょう
戦力を呼び出したつもりが無能力者としか思えない人間がいるんですから
殺されたり監禁されなかっただけマシというものです
『でも、大変な思いをさせたのは確かだと思うんです、だから本当にごめんなさい』
「うん、わかったその言葉受け取らせてもらうね」
「その上であまり気にしないで欲しいかな、僕は大変だったけど結構楽しかったというか新鮮な気持ちになれたから、そう悪いものじゃなかったよ仲間にも恵まれたしね」
『そう言ってもらえると助かります・・・』
それにしても妙に疲れた顔をしているような気がします
「遥、白崎さん妙に疲れてるように見えるから疲労回復の魔法とかあったりしないかな?」
『あるよ!白崎さんだっけ?今から魔法かけるからね!』
『えっ?あっ、はい!』
『リカバー!』
『あれ?妙に身体が軽い・・・?』
『よかった、効果あったみたいだね!』
「遥、ありがとう」
『これくらいはお安い御用だよ!』
『ま、魔法!?』
『ん?どうかしたの?』
「何かありましたか?」
『実は、高橋くんが危ないの!』
何か、あったようです
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だめだ、何処にも魔法使いがいない、それなりの腕の戦士はいるけどゴーレムは無理だと皆が首を揃えて言う
そりゃそうだよね
あんなに硬い鉱物の塊に近接武器で勝とうなんて無理に決まってる
とりあえず、門に戻って優香と合流して対策を考えないと
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「クソッ!!!」
俺は足に引っかかった石に対してそう吐き捨てた
後ろを確認するとギリギリで追いつかれなかったようだ
辺りが暗くなってきたから逃げるのも精一杯で正直厳しい
街道にでも出ればなんとかなるんじゃないかと思っていたがそうは甘くないようで
より一層森の深くまで来てしまったみたいだ
もう、体力もやばい




