38 精算タイム
次の日になり朝一番でギルドへ皆と向かいます
いつもと違い今日は人が少ないようです
「アナさんおはようございます」
いつものように受付にいたアナさんに話かけると
『あら、マサトくん、それに二人ともおはよう』
いつものようにアナさんと挨拶を交わします
『えっと昨日の確認でよかったかしら?』
「えぇ、確認に来たのと僕のギルドに預けてあるお金を下ろしに来たんです」
『わかったわ、えっと報酬はいつものように三等分してあるのだけど金額だけ確認させてもらうわね』
アナさん曰くゴブリンは500匹いてその内リーダーが10匹メイジも10匹いたそうです
おそらく後方にいたので僕らは気付かなかったのでしょう
リーダーで銀貨10枚
メイジで銀貨12枚
ゴブリンで銀貨38枚と大銅貨4枚だったのですが
ギリギリの所で倒した事と白銀のゴブリンの報酬も合わせて金貨6枚と銀貨12枚と言うことになりました
状況が状況だったので色を付けてくれたそうです
これなら武器を買っても余裕がありますね
ただ、あの時に拾った石は特に用途も分からないそうで買取が出来ないそうです
なので石だけは返してもらいました
「す、凄い金額ですね・・・」
僕は思わず口にしてしまいました
『上位の冒険者だとこれくらいは日常茶飯事らしいわよ? まぁその分出費も多いらしいけど』
「なるほど、僕らは現状装備くらいしか出費はないので凄く稼げたりしそうですね」
『そうね、そうなったらご飯でもご馳走して欲しいわね!』
そんな話をしてると
『おっとお金の用意も出来たみたいね、こっちが報酬のお金と、こっちがマサトくんの貯金の金貨5枚ね』
そう言って、お金を持ってきたほかのギルド員の人からお金を受け取り僕たちに渡してきました
「ありがとうございます、これで武器でも買ってきますね!」
『えぇ、気をつけてね。』
早速武器屋へと向かいます




