36 新しい武器との出会い
思ったよりこちらは平気でしたが停電のひどい地域もあったようですね、大変だとは思いますが頑張ってくださいね。
ギルドを離れた僕らは装備を売っているお店の多い場所へと向かいます
以前アナさんに注意を受けた時の僕たちは鑑定もなかったので近寄らないようにしていたのですが・・・
試しにいい武器がないかと寄ってみる事にしました
レキシーと遙は一緒に見たいそうなので今日は僕一人でお店を回る事にしました
大体のお店は普通品や粗悪品ばかりで正直アナさんの言っている事が本当だったんだな、と実感しました
それに普通品も値段が高く、その値段でそれなりの出来のいい装備が買えそうなレベルです
そうして2時間ほど彷徨っていると一件気になるお店がありました
普通品ばかり置いてあるのですが値段も悪くないですね
それに一つ気になる武器がありました
魔刀[Bランク]
魔を断つ刀
更なる力を秘めている
僕は思わずその刀を手に持っていました
不思議な魅力があるように感じます
するとお店の人から声をかけられました
『兄ちゃん、その武器を一発で見抜くなんてやるじゃねぇか。』
「この武器・・・一体どこで?人が打ったようにはとても見えないんですが・・・」
『そいつはダンジョンって言われてる場所から出てきたものだ、昔俺がダンジョンに行っていた頃に発見した武器だな。』
「ダンジョンですか?」
『あぁそうだ、この辺りにダンジョンは無いから知らなくても無理はないか、ここから大分離れた国にはなダンジョンがあってそこに眠るお宝目当てで冒険者たちが集まるんだよ。』
まるでゲームの世界みたいですね!
『と言っても奥に行くのはほぼ不可能だったけどな、あそこは人間の行く場所じゃない俺はそう思ってる。』
『ま、だから今ではしがない鍛治師をやっているわけだ。』
ちょっと物憂げな雰囲気で店主のおじさんがそう言いました
「それで、この武器はどういう武器なんですか?」
僕は軽い情報しか手に入れていないので聞いてみると
『噂だが、その刀にはまだ力が眠っていて強化していけばもっと強くなるとか聞いたが実際はどうなんだろうな、武器強化なんてめったに手に入るスキルでもないからな。』
武器強化をすればもっと強くなるという事は僕の職業なら出来るのではないでしょうか?
「なるほど、この刀いくらでしょうか?」
『そうだな、そのままでも十分すぎる刀だからな、金貨5枚は欲しい所だな。』
金貨5枚なら僕の貯めていた資金でなんとか買えないでしょうか?
「今は手持ちがないので明日、また来ますね。」
『あぁ、わかったよ明日もここにいるからまた来てくれ。』
そう言って僕は宿屋へと戻る事にしました。
感想や評価頂けるとモチベーション向上に繋がります!
よければお願いいたします!




