24 小さくも安定したパーティ
次の日になりいつものようにギルドへ向かいます
ただし、今日は遙を連れていきます
レキシーなら理解してくれるといいのですが・・・。
「レキシーさん、おはようございます。」
『マサト、おはよう、横にいる女の子は誰なのかな?』
僕がレキシーに挨拶をすると同じく挨拶を返すレキシーについでにと遙の事を聞かれます
「彼女は七瀬遙、僕の同郷の女の子なんです、ただ言語が違うので僕としか話せないんですけど、回復魔法を使えるようなので連れてきました。」
『なるほど、回復魔法。バランスがよくなるから私は良いと思うわ。』
「そう言って貰えると助かります、彼女はハードモードよりも辛いインフェルノモードというスキルを持っているんです、そのせいで言語に難があるそうなので何か彼女に用があれば僕に言って貰えれば大丈夫です。」
『言語に難か、でもマサトの言葉がわかるならまだ大丈夫そうね、長い付き合いになるだろうし少しマサトの国の言葉の意味を教えて貰えれば少し話せるようになるかもしれないわね。』
レキシーが前向きに考えてくれているおかげで遙も嬉しそうな顔をしています。
もちろん僕がレキシーの言葉を翻訳して伝えてるので遙も会話に参加出来ていますよ。
軽く話しをしたところで今日もゴブリン狩りに向かいます。
MPの心配が必要無くなったので僕たちはスキルを上手く利用して狩りをする事にしました。
レキシーがハウルでゴブリンの興味を引き僕がその隙に一閃で目を潰します
数が多かったら即座に1匹を殺します。
そして戦闘が終われば遙にMP回復してもらいます。
今までは2匹同時が限界でしたがハウルのお陰で3-4体までなら対応出来る事も分かりました。
その後合計でゴブリンを9匹も倒すことができ3人で一匹ずつ素材を持ち帰りました。
結果としては大成功で疲労もそこまでなくもう少しペースを上げてもいいかもしれませんね。
ギルドへ戻るとアナさんが受付にいました
「アナさんこんにちは。」
『あらマサトくん、こんにちは!もう狩りは終わったのかな?』
「遙のおかげで大量でした。」
『素材は持てるだけみたいだけど、合計で9匹ね、スキルが使えるのってやっぱり大きいわね。』
スキルの力は凄い、そう確信しました。
報酬を受け取り僕達はお昼ご飯を食べに行きます
「みんなお疲れさまです。」
『ハルカだっけ?彼女の魔法のおかげで傷知らずだったわ、ハルカにありがとうって伝えてあげて欲しいわ。』
レキシーがそう言うので遙にそう伝えると
『私こそ、武器を振るうことはまだ出来ないから守ってくれてありがとう!』
遙の言った事を伝えると
『お互い様ね、ふふっ』
そう、レキシーが微笑みました。
「ところでこれからの事なんですが、レベルアップを目指してゴブリンのノルマを上げてもいいかもしれないと思ってます。」
『そうね、この調子でやれば2年ほどあれば行ける可能性も出て来るし良いと思うわ。』
『わ、私も頑張るよ!』
レベルアップ目指して頑張っていきましょう。
次回は一気に時が進みます
評価、感想頂けるとモチベーション向上に繋がりますのでご協力よろしくお願いします!




