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異世界転移はハードモード!?  作者: 二兎凛
第1章 はじまりの王国
22/51

22 転生

少し体調不良で更新が遅れました、申し訳ないです。

『えっ、日本語わかるんですか・・・?』

少女は僕にそう問いかけます


「一応、僕も日本人ですからね、お腹が減ったならご飯をご馳走するので話を聞かせてもらってもいいですか?」

『ありがとう、ございます・・・話なんかでよければ・・・いくら、でも。』

涙を流しながら少女はそう言いました


「あっでもその格好のままだとまずいですね、このマント大きめなのでこれを羽織ってください。」

『あっ、あり、ありがとう、ございます。』

顔を赤く染めながらお礼を言われました


そして僕たちは近くにある飲食店に入り、そこで料理を注文し、待っている間にここまでの経緯を聞きます


『実は隣のクラスにプリントを届けに行ったんです、でも扉を開けて中に入ってからの記憶が無いんです、気付いたらこの世界にいたの。』

「という事は、僕たちの転移に巻き込まれる形になったけど、転移が不完全だったということでしょうか?」


『転移、ですか?』

「転移です、僕たち1-Dの生徒は全員この世界に転移してきました、でも転移の影響でこの世界の言語は理解出来るはずなんですけど、どういう事でしょうかね?」


「まぁその状況だと、一人にするわけにもいかないですし、まずギルドへ報告がてら登録にいきましょうか、ステータスの確認も出来ますし。」

『ステータス?』


「そう、ステータスです、このステータスで大きく変わると言っても過言ではないですよ、武器がそれなりによければこの付近の魔物なら対応できるそうですけど。」

『ま、魔物・・・生きるためには働かないといけないのはなんとなく分かったけど、戦う必要があるんですね。』


「僕が一緒にいますから、そこまで心配しないでください、まぁ、僕のステータスはびっくりするくらい低いんですけどこれでも男なんです、女の子を守るくらいどうって事ないですよ。」

少し見栄を張ってしまいましたが、思っている事に偽りはありません。


『ありがとうございます、でも、いつまでも頼るわけにはいかないですし、私にも力があれば、頑張りたいです。』

「えぇ、わかりました。」


この子は強い、そう思いました。


その後食事を終えた僕たちは、ギルドへ向かいます


「アナさん、すいません少し遅くなりました。」

『あら、おかえりなさい、後ろの子がもしかしてスラムの子かしら?』

「その事なんですが、実はこの子は僕たちの世界の人間でどうやら僕たちの召喚に巻き込まれたようなんです。」


アナさんは少し困ったような顔をして

『なるほど、だから転移に失敗して言語と召喚場所がおかしくなってしまったと言うことかしら?』

「だいたいそんな感じです、ステータスを見たいのと、ついでにギルドへ登録出来ませんか?普段は僕と一緒にいるので言語面での不安はないはずです。」


『状況が状況だから仕方ないわね、ここに彼女の手を置くように言ってもらえるかしら?』

もちろん、と軽く返事をして

「ここに手を置いてもらってもいいですか?えーと」

『あっそういえば名前教えてなかったですね、私は七瀬遙です。』

そう言いながら遙は手を置きました

「七瀬さんですね、わかりました。」

『遙でいいですよ?』

「わ、わかりました、遙、さん。」

ちょっとにやにやした顔で見つめてくる遙、絶対僕の反応で楽しんでますねこれ


『ちょっと何これもう意味わからないわよ・・・』

「ステータスですか?そんなに悪いんですか?」

『いや、ステータスはいいのよ結構・・・』

「スキル面ですか」

『そういう事、この内容を彼女に教えてあげて。』

そう言ってギルドカードを渡してきました



七瀬遙


LV01

職業

転生者

ステータス

HP20

MP ???

STR 2

VIT 5

DEX 5

INT ???

LUC 1


スキル

マジックキュア

ファーストエイド

無限の魔力

インフェルノモード


なんかヤバそうなのが2つ生えてますねこれ

転生者とはなんでしょうか?

インフェルノモードとは?

無限の魔力とか絶対チートですよね?


『えーと、つまり、回復専門のステータスって事ですか?』

「だいたい合ってますけどこれ攻撃魔法覚えたらチートどころじゃないですよ、きっと。」


『転生者っていうのが気になりますね。』

「生まれ変わったと、言うことでしょうか。」


もういろいろと訳がわからないですねこれ


「僕の宿に同じ日本人の人が作った本があります、そこに何か情報があるかもしれませんし、今日は一旦帰りましょうか。」

『わ、わかりました。』

「アナさん、彼女にこの世界とギルドの事を教えないといけませんし、今日は一度帰りますね。」

『わかったわ、気をつけてね。』


ギルドを出た僕らは宿へと向かいます。

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