2 召喚理由とステータスボード
召喚を告げられた僕たち1-Dのメンバーたち
ですが、好奇心旺盛な年頃である僕たちはその事を受け入れ話を聴くことになりました
『話が早くて助かる』
『それで僕たちはどうして召喚されたのでしょうか』
小学校の時クラス委員をしていたという佐藤くんが王様にそう尋ねると
『そうだな、まず君たちを召喚した理由について話そう』
王様によるとこの世界には魔王と呼ばれる存在があるのだとか
異世界から召喚された人間はとてもステータスというのが高く中には勇者としての素質を持つ者もいるのだとか
まるでゲームの中だなあと僕は思っていると
これを聞いた男子達はとても盛り上がっていて
『魔王!すげぇ!俺勇者になれるかな!』
『ばっかお前そこは賢者とかで魔法使いまくるのもいいだろ!』
『俺、槍使いとか憧れるなあ』
『私、回復魔法とか使ってみたい!』
『黒魔術師みたいに攻撃魔法とかもいいわよ!』
なぜか一部の女子も盛り上がってるみたいだけどそこまで甘くないような気がするんだよね僕
『自分の職業が気になる子も多いようだな、イージよステータスボードを持って来てくれ』
『用意は出来ておりますよ、王よ』
『流石だなイージ』
イージと言う男が石の板を持ってこちらへ向かってくる
『それでは、今からステータスボードをお渡ししましょう、このボードに触ると自分の職業、レベル、ステータス、スキルの4つの項目を知る事が出来ますのである程度記憶しておいて下さい。』
イージはそう伝えクラスメイト達にボードを渡していく
まさかここで僕の運命が大きく変わるとは予想だにしていなかった...
イージは大臣のもじりです。