表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界転移はハードモード!?  作者: 二兎凛
第1章 はじまりの王国
18/51

18 異なるハードさ

今日は一本です。

ギルドでアナさんと言い合いをしていた少女と流れでパーティを組む事になった僕たちはまずお互いのステータスを把握するために一度酒場で話し合う事にしました。


酒場でお酒の代わりに軽食と飲み物を注文し、待っている間にお互いのステータスを見せ合いました。

僕のステータスは流石に変動していなかったようで少女は早まったかな?と呟いていました。


そして次に僕は少女のステータスを見せてもらいました


名前

レキシー

職業

盾使い

ステータス

HP 50

MP 12

STR 1

VIT 20

DEX 2

INT 1

LUC 1


スキル

ハウル

ウェポンブレイク

シールドバッシュ

オンリーシールド

ハードモード


「こ、このステータスは・・・」

『な、何ですか?あなたのステータスよりはマシだと思うけど・・・』


「ぼ、僕の求めていたステータスそのままですよ!」

『えっ?』


「僕は攻撃でゴブリンは倒せるんです、だけど二匹以上だと多分歯がたたないから、不意をつかないと駄目なんです!二体までならなんとかなるとは思うけどそれ以上いた時が困るんですよ!」

僕が声を荒げながら言うと


『と、言うことはあなたは私に盾使いとして戦って欲しいっていう事ね?』

「そういう事になりますね、ちょっとテンションが上がってしまいました・・・」

気にしないで、とレキシーは言うと


『ただ、私のスキルのオンリーシールドってあるでしょ?このスキルのせいで私は武器を装備出来ないの、ナイフですらね・・・』

「なるほど、だから採取に行くわけにもいかない、だからアナさんに止められていたんですね。」


『けど悪いことばかりでもないんだけどね、このスキルはデメリットが大きい代わりに盾はVITに合わせて装備出来るの、だからSTRが少なくてもこの盾を扱えるんだ、だけど武器何も使えないのが本当にデメリットでしかなくてね・・・』

「なるほど、だからそんなに分厚い盾を持てるんですね。」


『そうなの、ゴブリンの攻撃なら余裕で耐えられるはずだから、守りは任せてちょうだいね。』

「わかりました、それとハードモードについて何か知ってますか?」

『いいえ、私はただレベルが上がらなくなる呪いみたいなものとしか教えてもらってないわ。』


それなら、と僕は知っているハードモードについて教えてあげました。


『軽く100倍・・・?一体何匹のゴブリンを倒せばいいのよ・・・』

「おそらくですが2000から3000匹ですね。」


『私、頭痛くなってきたわ・・・』

「僕もですよ・・・でも頑張れば3年ほどで上がるはずです。」

『3年、か。』

『3年で大きく変われるかもしれないなら賭ける価値はあるって事ね?』

「僕としてもレベルアップに全てを賭けているので安定して倒していきたいんですよね、無理して死んでは意味がありませんし。」

毎日6匹倒せれば3年ほどで二人ともレベルがあがるはずです。

最悪死体を諦めれば数はこなせる可能性はあります。


よし、と覚悟を決めたようで

『それじゃあ明日からパーティとして活動って事でいいかしら?』

「こちらこそ、よろしくお願いします。」


武器の持てないタンクであるレキシーが仲間になりました。

レキシーは人類の守護者という意味を持つそうです。

ちなみにレキシーはヒロインではありません。

信頼おける仲間枠だと思って貰えるといいです。

次回ヒロイン視点の小話を投稿しています。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ