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第一話
俺の名はナタミ、勇者と呼ばれている。まあ最初は「認めねえ」と声を荒げていた。しかし、ある事をきっかけに認めざるを得なくなった。そのある事とは…
自分が魔物最強と呼び声の高いドラゴンを従わせたこと。そのドラゴンは危険度A級の魔物だったこと。ちなみに危険度とは魔物につくレベルの事でSS、S、A、B、C、D、E、Fのレベルがある。SSが1番強く、F級が1番弱い。
最もそのドラゴンは死んでしまったけどな…それはさておき、俺は冒険者ギルドの手続きをしなければならない。冒険者ギルドは冒険者になる為にあるもの。そもそも冒険者は簡単に言うと依頼を受けて成功して金もらうとシンプルな事だ。
「おい、お前さん。冒険者になりに来たのか?」
「そうだ。」
「じゃ、この紙に名前と職業を書いとけ。」
紙に名前と職業を書いて…
「ん〜?お前さん、職業は勇者なのか?」
「そうだ、前まで認めたくなかったが。文句あるか?」
「文句は無いぜ。じゃ、魔力検査と体力テストをするぞ。」
こうして魔力検査と体力テストを始めた…