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55 ルーブジュ孤児院創立祭 その1

お待たせしました、約2週間ぶりの投稿です。


アレコレと詰め込んでいたら、いつもの倍の長さ(約7500文字)となりましたが、途中で切れる箇所がないのでそのまま1話で出す事にします。


2014/03/30 ふりがな表記をカタカナに修正

 外出の準備を終え宿の扉を開ける。差し込む日差しに目を細めながら、外へと向かって歩き出す。


 上空を見上げると雲ひとつ見当たらない青空が目に映った。今日もいい天気のようだ。


 今日はこれから教会に行き、セニア先生に報告に行く予定だ。

あの人にも色々とお世話になったからね。


 ちょっと遅い気がしなくもないけど……。


 実は既にここ、ジェイルの町に帰ってきてから7日ばかり経過してたりする。


 セルデスさんに改めてお礼に行ったり、マレイトさんに挨拶に行ったりと色々動いていたらあっという間に日数が経過していたのだ。


 ばたばたしてると時間が経つのって早いね。


 あとそれから、今泊まっている場所について。

実はあれからずっとスフィルと同じ宿(2人部屋)に寝泊りしてたりする。


 一応、セルデスさん&マーリスさんの2人が、屋敷に泊まればいいと言ってはくれてるものの……あんまりお世話になりっぱなしなのもなんだかなーと思うので、遠慮させてもらってる。


 でも、このままずっと宿暮らしをするつもりはないので、住めるところを探すつもりではあるのだが……アパートなんて無いよねー、この世界って。


 そうなると、普通に家を買うなり借りるなりするって事になると思うんだけど……。


 実は今日教会で、その辺りの事も聞こうと思ってたりする。

エクソシストってどんな生活をしてるかだ。


 あちこちに行ったり来たりするような生活になるなら、家を持っても帰る暇がないとかになりそうだし。

あとついでに、仕事の請け方とかも出来れば聞いてみたいところだ。


 ……うーむ、これじゃ挨拶ってより再び質問に行くみたいだ。


 うぅ、王都で神殿長や先輩に聞いとけばよかったなー。

最後に色々とゴタゴタしちゃって、それどころじゃなかったからしょうがないんだけどさ。


「……あれ?」


 ふと気が付けば、教会の前を通り過ぎていた。


 考え込むのも程々にしよう、うん。






「すごいですね、宝石持ちですか……」


 王都から帰った挨拶とお世話になったお礼を兼ねて、儀式を通過した事を報告すると、セニア先生はかなり驚いたようだ。


 ここは以前お邪魔した事のある、礼拝堂の奥にある応接室。

前回と同じような構図で、少し大きめの机を挟むようにして彼女と向かい合って座っている。


「ええ。色々ありましたけど、ちゃんとこのブローチを頂くことが出来ました」


 そう言って、貰い受けたブローチを机の上に置いて見せる。


「おめでとうございます。

 それが宝石持ちの証と言われるブローチですか……。手に取っても?」

「ええ、どうぞ」

「では失礼して……」


 興味津々といった感じでブローチを手に取り、くるくると回しながら眺めるセニア先生。

そんなに珍しいかな……。……うん、珍しいか。


「ところでセニア先生、またちょっと教えて頂きたい事があるんですけど……」

「? なんでしょうか?」

「エクソシストの人って、どこで仕事を見つけるのかなと思いまして」

「エクソシスト、ですか……。

 そうですね、そういった方々は、普段お世話になっている教会なり神殿なりで働くと聞いていますが……」


 あー、なるほど。そりゃ親元で働くよね。


「私はちょっと訳あって、そういったところを頼れないんですけど……」


 つか、教会や神殿にコネなんかないし。唯一頼れそうなのは王都大神殿ぐらいか?


「そうなりますと……、どこかの神殿や教会に身を寄せるか、冒険者ギルドに登録をしてその系統の依頼を請け負うか、でしょうか」

「冒険者ギルドは分かりますけど、身を寄せる、ですか?」

「ええ。神殿や教会では、ゴースト等が出現したときにその対処をしているところがありまして、そこで働いているエクソシストの方々がその対処を行うんです。

 そういった神殿や教会を訪ねれば、ハルナさんは宝石持ちですから引く手あまただと思いますが」


 神殿か教会にゴースト対策スタッフ(?)として勤めるって事か。


「それじゃ、ここの教会でもそういった対処をしてるんですか?」

「いえ、この教会は純粋にお祈りをするための場所なので、さっき言ったような事はやってないですね。

 稀に、ゴーストが出たとここに駆け込んで来る方もおられますが、そういった人には他の教会や冒険者ギルドへの紹介状をお渡しして対処しています」

「そうですか……」


 残念、ここへ勤めるってのもいいかなーと思ったのに。


 ついでに、この町でゴースト退治を行っている神殿や教会の名前を聞くと、頭の中にしっかりメモしておく。

機会があればこちらも訪ねてみるつもりだ。


 今は潰れた教会の情報まで教えてくれたけど……。


「ところでハルナさん、今日このあと、なにか予定ってありますか?」


 頭の中で今後の行動予定を組み立てていると、セニア先生がこう切り出してきた。


「予定ですか? 特にないですけど……」

「でしたら、劇の練習を見て行かれませんか?」

「劇、ですか?」

「ええ。実は明日、孤児院の創立記念日で、お祝いとして創立祭を行うんですよ。

 そこで子供達向けの劇をやるんです」

「へぇ、どんな劇をやるんですか?」

「メルラバルト物語ですよ。おとぎ話として有名なアレですね」


 いや、全然知らないんだけど……有名なおとぎ話ね。


「そうなんですか……。

 でもいいんですか? 関係者でもない私が練習覗いちゃって」

「ええ、構いません。観客がいた方が練習になるという事で、教会にいらした方なら誰でも見れるようにしてるんですよ。

 それに、練習でもある程度は魔法を使った演出も入れてやりますので、結構楽しめると思いますよ?」


 へー、魔法を使った演出か。それって結構気になるかも。


「なんだか面白そうですね。ちょっと見せてもらってもいいですか?」

「もちろんです。案内しますね」






 案内されて辿りついた先は、孤児院の裏に建てられた大き目の建物だった。


「へぇ……、こんなとこがあったんですね」

「ここは普段、倉庫として使ってるんですけどね」


 そう言いながら、セニア先生が扉を開けてくれた。

中に足を踏み入れるとそこは少しだけカビ臭い匂いがしたが、それはすぐに気にならなくなる。


 広さは体育館ぐらいだろうか。前方に舞台が作られており、その上には劇で使うであろう大道具がいくつも乗せられている。


 舞台の上では役者さんと思われる人が、大げさな身振りを交えつつセリフを喋っていた。


「ちょうど始まったところみたいですね」


 セニア先生その声に、改めて舞台の上に目を向ける。


 王冠を被った人物にその周りに跪く人々、その他書割等の大道具から判断するに、このシーンは王城を表してるようだ。


 舞台の上では冠をかぶった王様が、御使い様より神託が届けられたと、1人の騎士にある命令を告げていた。


 命令の内容はデーモン討伐。

ここより遥か西方に位置する海を越えた先、名も無き島に封じられていたデーモンが蘇ったらしく、それを討伐せよとのこと。


 命令を下されたその騎士の名はメルラバルト。

劇のタイトルと同じ名を持つこの騎士がこの物語の主人公のようだ。


 旅の守りに、と御使い様より授けられた魔石を手渡されたその騎士は、その命令に従い旅に出る。


 敵は強大ゆえまずは仲間を見つけよ、という王の言葉に従い、旅をしながら仲間を集めていく。


 旅の途中で集まった仲間は全部で3人。


 1人目の仲間はシーナス、人間の男性。

疾風のごとき双剣の使い手。彼は力比べの末に仲間となった。


 2人目の仲間はネーティア、エルフの女性。

弓の名手であり精霊魔法を使いこなす癒し手。彼女は野獣に襲われていたところを助けられ仲間となった。


 3人目の仲間はダリスト、ドワーフの男性。

戦士にして鍛冶師。メルラバルトの武器を新たに作った彼は、その行く末を見届けるために仲間となった。


 心強い3人の仲間を得た彼らは大陸を西へと進み、陸の果てまで辿りつく。

そこで船を借りると、名も無き島へと渡った。


 そこに待ち受けていたのはデーモンの群れ。彼らは懸命に応戦するも、突いても斬っても手応えがなく、魔法もほぼ効果がないようだ。


 攻撃しても効かない敵を相手にじりじりと後退を続け、前面には敵の群れ、背後は切り立った崖といった状況に。


 押し寄せるデーモンの群れに押しつぶされる、と思ったその瞬間、お守りの魔石が眩く輝き、主人公達の体が光に包まれた。


 今までの劣勢が嘘のように、敵をばたばたとなぎ倒しながらデーモンの群れを掃討していく主人公達。


 あと少しで勝負がつく、といったところで、残ったデーモン達が自らの身を生贄に、新たな何者かを召喚した。


 演出のスモークと共に現れる人影。

その人物の顔を見た瞬間、漏れかかった驚きの声を口に手を当てて噛み殺した。


 ───スフィルうぅぅ!? なにしてんのよこんなとこでっ!


 呼び出された敵は上級デーモンのシュリザと名乗りをあげ、主人公達に襲い掛かった。

1対4にもかかわらず、おほほほと高笑いをしながら主人公達を追い詰めるシュリザ。


 ───ノリノリだなー、スフィル。私が見てると知ったらどんな反応するかな。


 あとで挨拶に行ってやろうと心に決め、再び意識を舞台の上に戻すと、舞台は佳境のようで、主人公の仲間が2人倒れていた。


 シーナスとダリストが倒れ、残る2人に迫るシュリザ。

絶体絶命かと思われたその時、唐突に光の柱が立ったかと思うと、その中から鎌を持った御使い様が登場した。


 対立し睨み合う御使い様とシュリザ。


 そして唐突に始まる2人の立ち回り。

御使い様が鎌を振り回し、シュリザが素手でそれに対抗する。


 互角に戦う2人だったが、仲間の1人であるネーティアが弓を放ち、それに気を取られたシュリザを御使い様が押さえ込んだ。


 そこに剣を携え、駆け込んだのがメルラバルト。駆ける勢いのままシュリザに剣を突き立てた。


 剣を突きたてられたシュリザは地に伏すが、私はいずれまた蘇ると言葉を残して消え去っていった。


 こうしてデーモンを全て討伐した彼らは国へと帰り、英雄となった。


 めでたし、めでたし。






 ……な、長かった。

おとぎ話っていうからには、もっと短いかと思ってたけど……結構ボリュームあったなー。


 それに、魔法を使ったエフェクトとかもいい感じで割と楽しめたし。


 まあ、神託が下るなら王様じゃなくて神殿じゃないのかとか、仲間を集めろと言うなら部下つけろよとか、御使い様が動けるなら最初から自分で全部倒せよとか、色々と思う部分はあったものの、おとぎ話故そこはツッコんじゃダメなところなんだろう、多分。


「ハルナさん、どうでした?」


 スフィルの登場に驚きました。……じゃなくて。


「思ってたよりずっとスゴかったです、魔法を使った演出なんて初めて見ましたし」

「ふふ、そうですね。わたしもあれを初めて見た時はかなり驚きました」


 あれ、セニア先生も驚いた?

あーゆーのって一般的じゃないのかな。


「本当なら、あれだけの演出が可能な魔法具は、本格的な演芸団でないと使えないのですが、実験で作った物の実用試験だと言って、魔法陣開発家の方が無料で貸して下さったのです」

「へぇ、そうなんですか」


 ん? 魔法陣開発? ひょっとしてマレイトさんか?

……ま、それは今はいいや。


「ところで、役者の方と少し話をしたいんですけど、今って大丈夫ですか?」

「ええ、多分今は休憩中だと思うので大丈夫だとは思いますが……。

 どうかされましたか?」

「さっき劇中で、役者さんの中に友達が混じってるのを見つけたので、ちょっと挨拶したいなーと思いまして」

「そういう事でしたら、構わないですよ。

 そうですね、わたしは先に教会の方へ戻らせてもらいますので、お話が終わりましたらまた、そちらに来て頂けますか?」

「あ、はい。ありがとうございます」

「いえ、ではまた後程。失礼しますね」


 そう言って、部屋を後にするセニア先生。

友達に会うって事で気を利かせてくれたかな?


 気遣いに感謝しつつ、舞台袖から舞台裏へと回る。

薄暗い中、辺りをぐるりと見回してみたが、誰の姿も見当たらなかった。


 あれ……ってそういえば休憩って言ってたっけ。

外へ出たのかな?


 踵を返し、外へ出ようとしたところで、大道具の物陰になっている付近からなにやら物音がする。

ひょいっと覗き込んでみると、1人でゴソゴソと作業をしているスフィルを発見した。


 あれ、休憩してるんじゃなかったっけ?


 そんな事を思いながらも、乱雑に置かれている大道具や小道具に触れないように気をつけつつ(壊したらたまらない)、スフィルに近寄り声を掛ける。


「ス~フィル?」


 その声にびくっと反応したかと思うと、ギギギ……と錆びたロボットのようなぎこちない動きでこちらを振り向いた。


 そして私の姿を認めると、そのまま固まってしまった。


 あの顔は絶対、なんでハルナがここにって思ってるな。


 スフィルが固まったまま動かないので、私の方から声をかける。


「やっほ。なにしてるの?」

「ハ、ハルナ……。なんでここに?」

「セニア先生にお世話になったお礼を言いに来てたのよ。そしたらついでに、劇の練習を見ていかないかって誘われたからね」

「え、じゃあ、その、さっきの見てた……?」


 恐る恐るといった感じで問いかけてくるスフィル。

その反応に、自分でもいい感じに顔がニヤけるのが分かる。


「あのノリノリで高笑いしてたところかな? それならばっちり」

「うああっ!?」


 顔を両手で押さえて大げさなリアクションをとるスフィル。


「やーめーてー。忘れてー、お願いっ」

「いや、忘れてって。

 アレ、本番でもやるんでしょ?」

「知らない人ならともかく、知り合いに見られるのは恥ずかしいのっ」


 まあ、それは分からんでもないけど。


「大丈夫大丈夫、全部しっかり鮮明に覚えとくから」

「いーやー!?」


 私の言葉と同時にしゃがんで縮こまってしまった。

……なんだか面白いけど、話が進まないしこのぐらいにしとくか。


「まあ、それは置いといて……。なんでここで役者なんてしてるのよ。

 5日ほど前に聞いた新しい仕事って、ひょっとしてこれの事?」


 スフィルは5日ほど前から、ギルドで新しい仕事を請けたといって、ここ最近ずっと朝から晩まで出突っ張りだった。


 なにをしてるかまでは聞いてなかったし、ここで会うとは思わなかったけど……。


「いや、最初は大道具や小道具を作る雑用って感じの依頼だったんだけど……、2日ほど前だったかな。役者の数が足りないから追加依頼出そうかって話が出て、アタシの方はちょうど大掛かりな作業が終わったとこだったから、それに立候補したのよ」


 だから今は雑用係兼役者ってとこかな、と付け加えるスフィル。


「はー……。状況は大体わかったけど。

 それにしてもたった2日で、よくあそこまでセリフや立ち回り覚えたわね……」

「あー、セリフはともかく、立ち回りとかは別に決まってるわけじゃないの。

 大まかな話の流れと状況だけを事前に覚えて、あとはそれに沿って適当に動いていく感じ?」

「え……? てことはあれ、決まった形があるわけじゃなくて、舞台上の人が即興で状況にあわせて動いてるわけ?」

「そーよ。決まってるのは状況と、一部のセリフだけよ」


 ……てことは、あの高笑いってスフィルがノリでやってたんだ。

うわ、そりゃ恥ずかしいわ。


「ところで、スフィルはなにしてたの? 休憩中って聞いたんだけど」

「小道具の手入れかな。

 さっきの練習で、御使い様役の人が持ってた鎌にちょっとガタが来ちゃってねー。

 振り回す物だけに、痛むのが早いのよ」


 そう言いながら、スフィルが手元の部品を慣れた手つきで組み立てると、身長ほどの大きさがある大きな鎌が出来上がった。


「え、これって……」

「どう? アタシが作ったんだけど。いい出来でしょ?」

「確かによく出来てるとは思うけど」


 いや、そーゆーことじゃなくて。


「……なんで私の鎌にそっくりなのよ」

「あ、いや、それはほら。

 ちょうど本物が目の前に居るんだし、ちょこっと参考にーって……」

「ちょっとどころじゃないでしょーが。ほとんど一緒じゃないの」


 そこまでじっくりと鎌を見せた覚えはないんだけどなー。

いくらシンプルなデザインとはいえ、よくここまで再現したもんだ。


「あはは……。ゴメン、ハルナ」

「いや、別にいいんだけどね。

 本物そっくりとか、分かる人なんていないだろうし」


 そんな事を話していると、外からスフィルを呼ぶ声が聞こえて来た。

どうやら休憩時間は終わりのようだ。


「あ、ごめん。休憩時間も終わりっぽいし、行ってくるわ」

「ん、行ってらっしゃい。休憩の邪魔しちゃってごめんね」

「大丈夫よ、元々道具の手入れをしようと思ってた時間だから」

「……雑用係を兼ねてるってのも大変だね。

 とりあえず、私の方もそろそろ引き上げるつもりだけど。そっちは明日が本番なんでしょ? そんな兼業状態で大丈夫なの?」

「大丈夫よ。あと1日だし、請けたからにはちゃんとやるわよ。

 ……それじゃ、また宿でね」

「無理するのも程々にね。それじゃ」


 ひらひらと手を振り、スフィルと別れる寸前、ふと思い付いた一言を言っておく。


「あ、スフィル?」

「?」

「明日は絶対見に行くからね」

「いいわよっ、来なくてもっ」


 あはははは。

まあ、関係者以外が入れるかどうかは、分からなかったりするんだけどねー。


 スフィルと別れたあと、教会へ戻って挨拶がてらその辺りの事を聞いてみると、特に制限はなく、入場料さえ払えば誰でも入れるとのこと。


 入場料が必要なのは、同時に立食会を行うからだそうで。


 でもまあ、これで明日の予定は決まりかな。

絶対見に行ってやろ。


その2へと続きます。

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