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『ホモえもん』~透明人間あらわるあらわる~

作者: 安藤あんず
掲載日:2026/02/26

この世からある日、突然人が一人消えてしまったらーー?『神隠し』『事故』『人攫い』?いえーー、『透明人間』が誕生したのかも知れません。誰からも気付かれない存在、物を盗んでも良し。女湯を覗いても良し。あなたなら何をしますか?


所であなたの周りで誰か消えていませんか?勿論『私の気の所為』なら良いのですが。ふふ、『戯言』ですよ。

『透明人間あらわるあらわる』


小学校3年生ヒロ太「ねー!ホモえもーん!ヒマー!なんか面白い道具出してよー。」


ホモえもん「はい、『透明薬』。これを飲むと透明になれる。人類の夢を小学生の君が叶えるか?」


ヒロ太「ありがとー!わーい!」


見た所、普通のドリンクのようだ。


ゴクゴクッ、ゴクゴクッ。


ヒロ太「何かプロテインみたいな味するねー?これ。ココア味?」


みるみるヒロ太が透明になる。


ヒロ太「あれ?あれあれ?凄い!透明人間になったよー!」


ホモえもん「効果は永続。100年の孤独を味わいな。」


ヒロ太「? じゃ、外行ってくるねー!って、もう見えないし、聴こえないか。」


ヒロ太「行って来まーす!」



外。 げっ、学校で僕をよくイジメる2人組が居る。


アンドレ・ザ・ジャイアント「それでさー、母ちゃんてばさ……」


骨川筋道(ほねかわ すじみち・通称スージー)「ふむふむ。筋道立てて考えるとアンドレが悪いですね。ふむふむ。」


ヒロ太「そうだ。僕は今、誰からも見えないんだ。鉄拳制裁を喰らわせてやる。ヒロ太パーンチ!」


ゴツンッ!ゴツンッ!


アンドレ「痛っ!?オーマイガッ!?」


骨川筋道スージー「あうちっ!な、何が起こったのでありますか!?」


ヒロ太「ふふふ。こっちだよー、バーカ。」


アンドレ「??? 誰も居ないぞ?」


スージー「ふーむ、筋道立てて、考えても解らないのであります。」


ヒロ太「かーぺっ。」


べちゃっ。いじめっ子2人に唾を吐きかける。


アンドレ「うわっ、キタね。なんかネバネバした物が……」


スージー「ふむふむ。怪奇現象でありますね……。筋道立てて考え……あっ、危ない!?」


ドンッ!ドドンッ!!


ピーポーピーポー。


2人は車にはねられた。幸い軽症で済んだようだ。


ヒロ太「あー、スッキリした。次行こ、次。」



静川ミナモ宅~


ピンポーン!(チャイムの音)


ミナモ「はい、はーい。あら?誰も居ないわ?」


ヒロ太「ふふ。ミナモちゃん気付いてないや。勝手に入っちゃおーっと。」


ミナモ「変なの。お風呂でも入ろうかしら?」


ヒロ太「お、お風呂!?ふんす、ふんす!ミナモちゃんの入浴姿が見れる!」


ミナモは、スルスルと服を脱ぎ、下着姿になり、裸になる。


シャアアアアアア……(シャワー音)


ミナモ「はあああ、シャワー気持ち良いわあ。最高♥️」


ヒロ太「でへ、でへ、でへ。僕も最高。」


ヒロ太は、ミナモの入浴姿を堪能した。


ヒロ太「ふう、ミナモちゃんの部屋も一通り物色したし帰ろうかな。僕おなかすいちゃったよ。」


ヒロ太「ただいまー!ママ!おなかすいたー。ごはーん!」


ママ「」


ヒロ太「あれ?ママ?ごはん。」


ママ「」ママは気付いていない。


ヒロ太「あ、そうか。透明薬を飲んだから、気付かないんだ。声も聴こえてない。」


2階に駆け上がる。


ヒロ太「ねー。ホモえもん。戻してー?もう堪能したからさ。皆から見えるようにして?」


ホモえもん「」瞑想しているようだ。


ヒロ太「むう。ホモえもんまで、気付かないなんて。」


ホモえもん「」


ヒロ太「ねー!もう良いよー!戻してったらー!」


ホモえもん「……。飯か。どれ。」


ヨイショっと立ち上がり、ホモえもんは1回のリビングに向かった。


ヒロ太「ねー!ホモえもん、おなかすいたよー!ママー!ママー!」


それでも、人は気付かない。


ヒロ太「えーん泣」


10日後~


TV


アナウンサー「えー、少年が行方不明になってから、早10日が経過したようです。」


コメンテーター「神隠し。いや、事件の可能性もーー。」


ヒロ太「お、おなかすいた……。喉、渇いた…み、水……。」

ヒロ太は何とか残り物で食い繋いでいた。


ホモえもん「どこ行っちゃったんだろう?ヒロ太くん。もぐもぐ。あー、キンツバ美味い。」


ヒロ太「ううう……恋しい。人が恋しい。だ、誰か、誰でも良いから会話。会話を……はあ、はあ。く、苦しい。世界が僕一人になったようだ。」


ホモえもん「良いなー、ヒロ太くんは。女湯のぞけて。今頃、性春を謳歌してるだろうなあー。」


ヒロ太「ぼ、僕はずっとここに居るよ?自分の部屋に。げ、限界だ。ひ、人が恋しい……気が狂いそうだ。だ、誰か早く僕に気付いてよおおおおお!?あああああ!!!」


ホモえもん「はは。嘘、嘘。あるよ。透明薬の反転薬。『人生いろいろ』。近場に居るんでしょ?ヒロ太くん、適当にふりかけるから。」


ぱっ、ぱっ、ぱ。


ヒロ太の姿が見えるようになった!


ヒロ太「うわああああああん!!?げっ、ゲホッゲホッ……み、水。ゲェ、ゲェ、ゲェ。ホモえもん!ホモえもーん!!?一生このままかと思ったよー!うああああん。」


ホモえもん「よしよし。」


ヒロ太「ママ……。うう、ママぁ!!」


透明になるのも考えものですね。


今日のGANTZ先生の採点~


女の子の入浴シーン見過ぎ。

ママに心配かけ過ぎ。

いじめっ子に仕返ししたのは良し。


採点結果 0点。もっと頑張ってくだちい。


ヒロ太「もう懲り懲りだよう…。(安堵)」


~完~


人と会話出来ないというのは辛いものです。人恋しい。私は1人が気楽ですが、適度に人と会うと晴れ晴れとした気持ちになりますね。なかなかどうして、人は1人では生きられないものです。


今回の1件でヒロ太くんも、それを痛感したのではないでしょうか?


友達、家族、それを取り巻く人々。皆に生かされているのでしょうね。子供なら尚の事。


『戯言』では、決してありません。

努努ゆめゆめ、お忘れなきようーー。

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