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1話 クソゲーって何で導入描写ヘタクソなんでしょうね





「…パッケージ詐欺断固はんたーーー…い……?」


目が醒めるとそこは見知らぬベッドの上だった。


いや、正確に言うと見知らぬ訳ではない。


ここは今の私の部屋だ。


そう、私は別の世界の人間として生まれ変わっていたのだ。


そう仮説を立てると今見ていた夢は前世の記憶だろう。


あの夢がどうにもただの夢だと思えない。あれはきっと前世の私。そう思うしかない。


ちなみに今世の私は訳あって修道院で暮らしている。


名前はベル、16歳。


そして…


「私の性癖は…前世(あのとき)からの因果だったの…?」


部屋に沢山飾られているのは空想上の獣人が描かれた絵や空想上の生き物が彫られた木彫りの置物


今世の私もまた、ケモナーだった。






ーーーーーーーー

ーーーーーーーー

ーーーーーーーー



「ベル、ベル、起きましたかベル」


「シスターモネ、はい今起きました」


「それは良かった…貴女高熱で一週間前に倒れて目を醒まさなかったのよ?覚えてる?」


そういえばそうだった。


「はい…ご迷惑おかけしました…」


でも、私の熱は医者が言うには『魔王の薔薇』とやらが必要だったはず。あれは特定の少数の場所にしか咲かない薔薇だったはず…


そう思ってるとシスターモネが暗い顔をして言った


「…ベル、病み上がりの貴女に言うのは酷だけれど…落ち着いて聞いて…貴女の熱を治す『魔王の薔薇』と引き換えに…『獣の城』の住民達が貴女を寄越せと言っているの」


「…は?」


あれ、これどこかで…



「ちょっと早いけれど…貴女には獣達の『癒し手』として、『獣の城』へ行ってもらうわ」




あっ…思い出した…



…あのパッケージ詐欺のクソゲーの導入部分だこれ…



…私はプレイするとき主人公の名前をデフォルト名の『ベル』から変えてたから気付かなかったけど…


私はどうやら前世で倒れる原因になったクソゲーの主人公に生まれ変わったようです…

導入部分の描写難しいよね

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